↑クリックするとPDFが開きます。
最新ドキュメンタリー映画
「琉球弧を戦場にするな」練馬・ココネリ上映会
55分
監督/藤本幸久・影山あさ子
撮影/中井信介
製作・著作/森の映画社
「琉球弧を戦場にするな」練馬・ココネリ上映会
55分
監督/藤本幸久・影山あさ子
撮影/中井信介
製作・著作/森の映画社
1月31日(金)
Coconeri(ココネリ)3階 研修室3(定員30人)
Coconeri(ココネリ)3階 研修室3(定員30人)
●西武池袋線・地下鉄大江戸線「練馬駅」北口 徒歩1分
19時 上映開始(開場 18時半)
※上映後、補足説明と討論を行います。
※上映後、補足説明と討論を行います。
【資料代】300円 (高校生以下無料)
※定員30人です。予約は以下の電話・メールにてお願いします。
主催:「琉球弧を戦場にするな」上映実行委員会
共催:改憲・戦争阻止!大行進/教育懇談会
電話 03-6914-0487 メール tokyohokubu-daikoushin@yahoo.co.jp
映画「琉球弧を戦場にするな」製作者のことば
私たちが沖縄で撮影を始めたのは2004年。辺野古では、住民たちがカヌーと身体一つで米海兵隊の新基地建設のための作業を必死に止め続けていました。
20年後の今、辺野古の新基地はできないまま。しかし、九州の南から台湾にかけて弓なりに連なる琉球弧の島々は、自衛隊の基地だらけとなりました。
2016年に与那国島に陸上自衛隊のレーダー基地がつくられ、沿岸監視部隊が配備されました。19年には宮古島と奄美大島に、23年には石垣島にミサイル基地がつくられました。沖縄島にもミサイル部隊が配備されました。
すでに基地のある島々も、基地の拡大が止まりません。台風から島を守る貴重な湿地やリーフをしゅんせつし、自衛隊や海上保安庁が自由に使える巨大な港をつくる計画も進められようとしています。
日米共同の軍事演習は絶え間なく続けられ、野戦病院の設置や負傷者の搬送の訓練も行われています。訓練には遺体の仮埋葬もあり、宮古島の公共施設には遺体の収容袋が設置されています。
地図で島々の場所を見てみてください。仮想敵国・中国に対する最前線基地を琉球弧に構築するという戦争準備、戦争計画の形がくっきりと浮かび上がります。計画されている次の戦争は、日本の国土を戦場に、核保有国・中国と対峙する戦争。その主戦場が琉球弧なのです。
与那国町では有事の際、住民に避難費用を支給する条例が2022年に議会で可決されました。糸数健一与那国町長が、その記者会見で「各自でなんとか生き延びてくれ」と語ったのは衝撃的でした。
島々の軍事化の様相も、住民の危機感も、休みなく続く日米の軍事演習も、大手メディアは伝えません。伝えないなら、私たちがやるしかありません。この「琉球弧を戦場にするな」は、馬毛島から与那国島まで、琉球弧の現在を撮影し、5月20日に完成させたものです。
戦争を止めるのは、戦争が始まる前、今しかありません。そして、戦争を止めるのは、本気の意思と行動です。市民一人ひとりの行動が未来を救う希望です。この希望を大きなものに変えていくために、この作品を作りました。
ぜひ、上映会を開いて皆さん自身が「伝える人」になってください。心からお願いします。(抜粋)
ドキュメンタリー映画監督 影山あさ子