集会報告

「『戦争する国』に絶対させない」職場・地域の闘いの出発点となった8・29北部集会

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8月29日、東京・練馬駅前のココネリで「改憲・戦争阻止!大行進東京北部実行委員会結成1周年集会」を行い、50人以上が参加されました。初めての参加者の顔も目立ち、新たな繋がりも生まれ、大きな出発点となりました。

半田さん講演8・29「憲法改正を待つまでもなく『戦争ができる国』になった」。防衛省取材担当の東京新聞編集委員半田滋さんは、日本の現状をこのように明快に断じました。
半田氏はその具体例として「18防衛大綱」に盛り込まれた、護衛艦「いずも」の空母化、F35B機の大量購入、長距離ミサイルの導入などを挙げました。いずれも敵基地を攻撃できる性能を持った戦闘兵器群です。そして実際に中国の鼻先である南シナ海まで海自が出撃し、独自訓練や米軍との合同訓練を実施しているのです。



半田さん講演パワポ8・29
18大綱は、それまで防衛省がたたき台を作ったのと違って、「国家安全保障会議」が作成し、しかもここでの議論の中身は国家秘密法制定によって全くわからなくなってしまっている。米兵器の「爆買い」によって防衛費は史上最大に膨れ上がっている。恐るべき状況です。

五條さんパワポ8・29
百万人署名運動東京北部連絡会の五條代表は「臨時国会での改憲発議を許さない」「一日も早く安倍を引きずりおろそう」と、10月国会に向けての闘いの強化を訴えました。

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「日の丸・君が代」不起立で10回の処分攻撃にも屈せず闘う田中聡史さんの訴えには「『学校が軍隊のようになっている』のに激しくうなづいてしまった」と参加者の声が寄せられました。

青年の上映8・29
沖縄・広島行動や韓国への排外主義反対の官邸前行動などの上映と報告を行った集会冒頭の青年企画は、「青年学生と共闘したい」のアンケートが寄せられるなど、好評でした。
また、駅前でプラカードを持ってスタンディングしていて知り合った練馬区内の仲間同士が並んでの発言には、大きな拍手がありました。

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自治体労働者から、北区での「憲法トークカフェ」の報告も行われた。北部の各地域で、大中小の取り組みが行われています。
8月28日のJアラート訓練には、練馬・板橋・北区で中止の申入れを行いましたが、なんと当日になって各自治体のHPに以下の広報がのり、中止となりました。
「本日、午前11時より予定していた全国瞬時警報システム(Jアラート)の試験放送について、消防庁国民保護室より、西日本で発生している大雨の対応により全国的に中止するとの連絡がございましたので、当区(市)においても中止といたします。」
Jアラート訓練とは、戦争を煽るだけの目的のものであり、必要なものではないのです!

練馬の陽和病院・一陽会労組から「関西生コン支部への弾圧は、全ての労働者にかけられたもの」との訴えがあり、会場から1万1千円のカンパが寄せられました。まったくこの弾圧を知らない方々が、帰りがけに次々お札をカンパ袋に入れてくださいました。


「表現の不自由展」の再開要求も盛り込んだ「安倍政権を改憲発議もろともに打倒しよう」との集会宣言が、参加者全員の拍手で確認されました。
教育現場などの職場と青年を軸にし、関西生コン弾圧を改憲そのものとして据えた集会として実現したことが、成功の要因だと思います。
韓国敵視と天皇制イベント攻撃を洪水の如く押し出し、戦争前夜を思わせる現状況下で、韓日民衆連帯を掲げ、安倍打倒、改憲・戦争絶対反対の秋の陣に向かって進みましょう!

  8・29集会宣言

私たちは、昨年8月17日に開催した結成集会をもって「改憲・戦争阻止!大行進」東京北部実行委員会を立ち上げ、東京北部地域(文京区、豊島区、北区、板橋区、練馬区)から改憲・戦争を阻止する闘いを開始しました。そして本日、1周年集会を開催しました。

この間、私たちは、戦争は生命を否定する究極の人権破壊であり、絶対に阻止しなければならないとの決意の下、職場で、地域で、様々な活動を行ってきました。

安倍首相は、2012年末の第2次政権発足以来、「改憲」を掲げ続けてきました。その主張は様々に変遷してきましたが、一昨年の憲法記念日以来、自衛隊明記に集約されてきています。
「現行憲法の自主的改正」は自民党結党以来の党是であり、9条改憲はその焦点であり続けてきましたが、日本の労働者・市民は「2度と戦争はしない」決意の下に闘い、明文改憲を許してきませんでした。

しかし、明文改憲はなされなくても、現実には様々な局面で憲法の理念は日々踏みにじられてきました。特に安倍政権による憲法9条の蹂躙ぶりには目に余るものがあり、集団的自衛権行使容認の閣議決定、日米ガイドラインの改定、安保法制=戦争法の制定、空母等「攻撃的兵器」の保有、辺野古新基地・高江ヘリパッドの建設、自衛隊の南西諸島配備等々枚挙にいとまがありません。

そしてもうひとつ、深刻なのは憲法第3章に規定された「国民の権利」、基本的人権の侵害です。昨年の結成集会の記念講演で取り上げた石原都政以来続いている都立学校の卒入学式における「日の丸・君が代」強制もその一例ですし、このところ議論になっているあいちトリエンナーレにおける「表現の不自由展・その後」の中止もきわめて深刻な事態です。
この展示は、2015年に開催された「表現の不自由展」を引き継ぐものとして企画されました。その会場となったのは東京北部地域の練馬区にあるギャラリー古藤で、私たちも絵画展や上映会、学習会などでしばしば利用しています。また、両展の実行委員である永田浩三武蔵大学教授とも星野文昭さんの再審運動などでお付き合いがあります。
すでに多くの団体、個人が中止を批判し再開を求めるアピールを発しており、それらに付け加えることはありませんが、ギャラリー古藤で「表現の不自由展」を見て衝撃を受けた私たちも、河村たかし名古屋市長や菅義偉官房長官、松井一郎大阪市長らの言動を弾劾し、早期の再開を求めます。

子どもや女性・若者の貧困、ブラック企業や非正規労働者の問題も座視することはできません。関西では、闘う労働組合である関西生コン支部に対して、ストライキやコンプライアンス活動を威力業務妨害や恐喝、強要として摘発し、現場にいなかった幹部を「共謀」で逮捕するというとんでもない弾圧が行われています。

改憲・戦争を阻止する闘いは、こうした社会の理不尽なありように対して、私たちが自身の足元から行動していくことでこそ、大きな力を持っていくのではないでしょうか。東京北部地域の職場と地域で「大行進」の運動を作り、つなげ、広げていきましょう。みんなで知恵と力を出し合いましょう。そして一日も早く、安倍政権を改憲発議策動もろともに打倒しましょう。
そのためにも、11月3日、日比谷野音で行われる「全国労働者集会&改憲阻止!1万人行進」に集まりましょう。

2019年8月29日
「改憲・戦争阻止!大行進」東京北部実行委員会 1周年集会参加者一同
 

日韓連帯・戦争絶対反対〈8・6ヒロシマー8・8官邸前ー8・15集会〉動画特集

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「ホワイト国」からの韓国の排除とあいちトリエンナーレでの「表現の不自由展」中止と、あの戦争から74年目の夏は、当時のような排外主義的なマスコミでの宣伝が覆っているかに見えます。

しかし、韓国と日本それぞれの青年たちが、#好きです韓国』『#好きです日本』のハッシュタグを拡散しているように、国境を越えて手をつなぎ、戦争に反対する声も大きく上がっています。

私たちが参加した〈8・6ヒロシマー8・8官邸前ー8・15集会〉の一連の集会などを、動画を中心に報告します。

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8月6日朝、原爆ドーム前に多くの人々が集まり、集会を行いました。
広島市・松井一實市長などによって、8月6日の平和記念式典会場周辺での拡声器使用を規制する「拡声器規制条例」の制定が狙われてきましたが、被爆者、8・6ヒロシマ大行動実行委員会を先頭とする広範な声がこれを阻止。今年は例年以上にマスコミの取材が相次ぐ解放感に満ちた集会・デモとなりました。

原爆投下の時間の黙とうを終え、原爆ドーム前からデモに出発


安倍首相の平和式典出席を直撃弾劾するデモ隊のシュプレヒコール

前日の8月5日には、「広島教職員100人声明」が主催する改憲・戦争阻止!全国教職員ヒロシマ集会が開かれ、全国の教職員がそれぞれの学校現場での平和教育実践などを報告しました。
「改憲反対100人声明」の公表可の賛同者は広島で113人、全国で60人になっているそうです。

この集会で、韓国から参加した全教組テグ支部の青年教員・キムソクヒョンさんが発言しました。胸が熱くなるようなアピールです。ちょっと長いですが、是非ご覧ください。

「日韓両国の葛藤が高まっている。韓国と日本の労働者が団結することが解決策。動労千葉の声明に胸が熱くなった。沈黙を破り、学校を変え社会を変えよう」と訴えています。

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8月8日には、参議院議員会館で「日韓市民交流を進める『希望連帯』」が呼びかけた共同記者会見が開かれ、「平和に逆行した日本政府の対韓政策に強く反対する! 私たち日韓市民は東アジアの平和を求めている!」と題するアピールを発表しました。
希望連帯の白石孝代表がテレビ報道を批判し、韓国「ホワイト国」除外の閣議決定に対する日本での取り組みが私たちの責任だ」と訴えるなど、7団体が次々とアピールしました。

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集会の最後にみんなでボードを掲げる

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そして夕方、在日韓国民主統一連合(韓統連)の呼びかけで官邸前抗議行動が取り組まれ、「経済報復、即時撤回!」「南北和解を、妨害するな!」などと怒りの声を上げました。

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最後に、8月15日を記念して毎年行われている「労働者市民のつどい」。今年は「改憲発議を阻もう!」を掲げて行われ、コメディアンの松元ヒロによるパンチの効いた風刺コントや労働組合、学生などのアピールが行われました。実行委員会として基調報告をした森川文人弁護士は、日本語と韓国語で「対立しているのは政府・資本であり、日本と韓国の民衆ではありません。排外主義・戦争の政府を転覆し、私たちが社会の主体になりましょう。私たちは自国の政府を打倒します。それが手をつなぐことだからです。国際連帯で闘いましょう。トゥジェン!(闘争)」とアピールし、大きな拍手を浴びました。

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この集会の前に、韓国からゲスト参加した民主労総ソウル地域本部のヨンスノク首席副本部長が「平和の少女像」に扮しパフォーマンスを行いました。

「あいちトリエンナーレでの少女像撤去に心を痛めていた。祖父が強制徴用工だった。女性としても日本軍軍隊慰安婦のハルモニたちの苦痛を共有し、活動してきた。日本政府に対して慰安婦問題に関する抗議の意味を込めたパフォーマンスをしたい」とあいさつ


集まった約200人は声を合わせて「NO安倍!」「NO安倍!」「労働者は一つ!」「国際連帯で闘うぞ!」と叫んだ

敵は一つ! 労働者民衆は、国境を越えて団結しよう!
改めて、韓国内で反響を呼んでいるJRの労働組合・動労千葉のアピール、そして韓国・民主労総のアピールを紹介します。どちらも「反日」「反韓」などではなく、共通の敵である大資本、そして安倍政権を打ち倒そうという国際連帯の精神がみなぎっています。

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改憲・戦争に向かう安倍政権打倒!
対韓国輸出制限を即時撤回せよ!

安倍政権は、「徴用工」とされた方々の訴えに関し日本企業への賠償を命じた韓国大法院決定を激しく攻撃し、はては報復的輸出規制に訴えて国家主義・排外主義、韓国民衆への敵愾心を煽りたてている。われわれはその非道な攻撃を絶対に許さない。

日本政府は戦後74年間、歴史に深く刻まれた戦争責任を未だ明確にとることなく開き直っている。そして、韓国民衆が今もその責任を問うて必死に声をあげ続けざるをえない状況を強制してきた。その痛みがどれほどのものか真剣に向き合わなければいけないというのに、逆に口を極めて罵り、攻撃することを絶対に許してはならない。
しかも、その企みの背後では憲法を改悪し、大軍拡を進め、日本を再び「戦争のできる国」にしようとする歴史的大反動が進められている。

安倍政権は3化学製品に加え、「安全保障上の輸出管理問題」と称して1000品目にわたる輸出規制を閣議決定し8月末に施行すると発表している。それは戦争行為に等しい暴挙だ。

日本の労働者は“二度と戦争を繰り返させてはならない”と固く決意して戦後再び歩みはじめたはずであった。問われているのはわれわれ自身だ。
韓国の労働者民衆は私たちの敵ではない。私たちの友人だ。
敵は国家主義を煽りたてる日本政府だ。私たちは怒りに燃え立つ韓国労働者民衆の闘いを断固として支持する。固く団結し、戦争を煽りたてる安倍政権を倒すために全力を尽くして闘いぬくことを決意する。

日本帝国主義は1910年の「韓国併合条約」を契機として、本格的な朝鮮、中国、アジア侵略に突入した。徴用工問題とは軍隊慰安婦問題と並び、「言葉まで奪う」過酷な民族抑圧と抹殺の支配体制のもとで行われた凶悪な戦争犯罪だ。

そして1965年、日本政府はその「清算を狙ってパクチョンヒ軍事独裁政権との間で日韓基本条約を締結した。巨万の韓国人民は、軍隊を使った弾圧をも突き抜けて韓日条約反対闘争を貫いた。日本でもこの韓国人民の不屈の闘いに励まされ、動労千葉青年部など多くの青年労働者は日韓条約反対を闘い抜いた。

しかし日本政府はこの条約とその締結過程を通して、謝罪はおろか「韓国併合条約」は「合法」と言い募り、「賠償」の言葉も一切使用せず、いくばくかの資金を軍事独裁政権に渡して日本資本の対韓投資の呼び水として行った。安倍政権が繰り返す言辞「1965年の日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決」は全くのペテンである。

安倍政権とJRは手を組んで、「自動運転」を理由に運転士・車掌まで外注化・非正規職化に叩き込み、国鉄闘争の破壊に踏み切った。関西生コン支部に対しては、労働組合活動そのものであるビラ配布やコンプライアンス点検活動まで「恐喝未遂」や「威力業務妨害」にでっち上げ、80人以上の組合員を逮捕・拘留し50人以上を起訴すると言う常軌を逸した大弾圧を開始している。
労働組合というあり方を根絶する攻撃が、国家主義・排外主義を煽り立てる中で進行している。

しかし一方で、職場生産点を階級的労働運動が握りしめる闘いが確実に進み、日韓労働者の共同闘争を軸とした国際連帯の闘いが大きく発展している。

私たちは労働者の今と未来を掛け、韓国・世界の労働者と固くスクラムを組み、報復的輸出規制を絶対に許さず、改憲・戦争に向かう安倍政権を必ずや打倒する。
共に闘おう!

2019年8月1日
動労千葉国際連帯委員会
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次に、韓国民主労総の声明です。(http://nodong.org/statement/7462189)
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<声明>日本安倍政権の経済報復措置に対する民主労総の立場
安倍政権21世紀版侵略政策、労働者・民衆の闘いで必ず粉砕する

 日帝強制徴用賠償問題にけち付けを行っている安倍政権の一方的経済報復が本格的に拡大する兆候だ。日本は輸出規制理由について、戦略物資が北に流れているため規制するといっているが、とんでもない根拠が明らかになるや、今は韓国の戦略武器開発に利用されるからだと、12日韓?日輸出統制実務会議で明らかにしたという。数十年間、続いてきた韓日間の従属的、相互依存的な経済協力体制を崩壊させる措置だ。

 われわれは安倍政権のこのような動きを、単純に強制徴用賠償を回避するための風よけとして見ない。‘戦争をできる国’を完成するための参議院選挙用という一部の見解とは違い、安倍政権が始めた経済報復措置は、より拡大される可能性が大きく、それだけにかなり深刻な幾つかの戦略的含みを持っている。

第一は、日本の経済報復措置は、新たな歴史戦争の宣戦布告だ
 強制徴用民間賠償判決問題は受け入れず、日本軍慰安婦問題もまた1965年韓日基本条約で除外決定した後、韓国と国際社会の圧力に勝てず、パククネ政府の時再合意をしたため、容認することはできないという。日本は、日帝の強制支配時期の歴史問題ついて何一つ退く考えはなく、歴史問題を超えて政治、経済、軍事的報復措置を通して、力で制圧するという宣戦布告をしたものだ。
 これは、韓日併合条約は侵略ではなく、合法的であり、日帝強制支配時期は、未開朝鮮の近代化を提供した時期であり、1965年韓日基本条約は韓国経済開発に決定的援助を与えた恩恵的措置だったと典型的な帝国主義思考方法だ。100年前、銃剣を持って侵略した日本が今回は経済報復で韓国を跪かせるという発想だ。

第二に、韓半島と東北アジアの秩序再編過程で排除されている介入力を物理的に確保するという意図だ
 依然として大東亜共栄圏を夢見ている日本極右勢力の危機感は、日ごとに高まっている。参議院選挙で必ず改憲ラインを確保すると気遣いにおいても、この危機感は内包されている。4.27板門店宣言から6.30板門店米朝会談までの一連の過程を見る時、今後韓半島情勢は平和反映統一の方向に進むことは明らかだ。
 特に、南北関係の質的発展と民族共生拡大で、日本がとって来た既存の韓半島、対東北アジア戦略は修正が不可避だ。これは経済報復を通した日本の選択は日米同盟の質的強化と軍事大国化で東北アジアの秩序再編過程に力で介入するということを確認することができる。
 
第三は、日本の経済報復措置は、間接的内政干渉効果を発揮している
 日本の経済報復措置後、国内親日政治家たちの総本山と言える自由韓国党と親日守旧報道機関は、連日強制徴用賠償問題のような枝葉の事案のために、経済をすべて台無しにしているとして、国民に対する危機感をつくり、拡大している。
 自由韓国党ファンギョアン代表は、「過去から身動きができずにいる韓日関係が、結局今日の不幸な事態を生み出した」とし、日本の前に跪くことを扇動している。最高裁判決まで出た強制徴用請求権を投げ捨て、‘慰安婦’合意を日本の意志通りしなければならないということだ。日本の経済報復措置と危機感を作り出すことは、自由韓国党など国内親日守旧保守勢力が政治的立場を拡大し、来年総選挙で有利な社会的、政治的環境をつくるための積極的契機に活用されている。

 われわれは、日本の強圧的経済報復措置を破綻に追い込み、これを口実に韓国社会を再び歴史歪曲があふれ、戦争の危険が常に存在する野蛮の時間を取り戻そうとする自由韓国党など、守旧保守勢力の企みを完全に破綻させるために積極的に闘いに立ち上がるものだ。
 不法と反人権的搾取と弾圧に染められた帝国主義侵略の歴史は認めず、経済報復措置で、われわれを跪かせようとする安倍政権のふるまいに対する国民的怒りと抵抗の火の手は、瞬く間に燃え上がった。すでに自発的に日本製品不買運動が雨後の竹の子のように広がっている。

 闘争する労働者民衆は、日本の21世紀版帝国主義的侵略性を糾弾し、経済報復措置を実質的に破綻させる闘いを展開するだろう。さらに解放70年が過ぎた今日まで、政治、言論、経済など、各界に刻み込まれ、対日屈辱外交と親日行脚を展開し、再び執権を夢見る親日積弊勢力をこの機会に完全に一掃する闘いを積極的に展開するだろう。

 帝国主義列強のあらゆる侵略を防ぎ、克服して来た無力な高官ではなく、地と汗を流し生きていく民衆だ。労働者民衆が先頭に立ち、イミョンバク・パククネ歴史回帰勢力を引きずり下ろしたロウソク抗争の力を再び組織し、日本安倍政権の現代版侵略政策を必ず粉砕するだろう。

2019年7月16日
全国民主労働組合総連盟
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また、今回の問題についての民主労総の考え方、取り組みを報道した韓国の新聞記事を紹介します。
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(京郷新聞)
「日本嫌悪でなく韓・日労働者の革帯を」
民主労総、『盲目的反日』に距離を置く
 
 民主労総が25日、日本の輸出規制措置以後に拡がっている盲目的な日本嫌悪に対して批判的な立場を発表した。
 キム・ヒョンソク民主労総スポークスマンはこの日記者たちに送った文字メッセージで「(日本の輸出規制措置に対する)民主労総の基本の立場は、日本の保守勢力の反省のない日帝強制占領期間の歴史不正と歪曲など、新軍国主義復活の流れを強く糾弾することに加えて、政治・経済・軍事的な葛藤と対決は韓国・日本両国の労働者の犠牲を招くだけだ」と明らかにした。
 キム・スポークスマンは「反戦平和で連帯する韓・日両国のナショナル・センターと市民社会団体は、最近の日本糾弾の世論を伝える韓国マスコミの報道が、盲目的な『日本嫌悪』を加速化させることを憂慮する」と明らかにした。続いて「民主労総はこのような憂慮と立場を基に、単純に民族感情に寄り添った日本嫌悪でなく、両国の労働者の連帯と安倍政権の帝国主義政策糾弾、反戦・平和のための各種事業を討論して樹立する計画だ」と話した。                                
                         2019年7月25日
                                       京郷新聞 キム・ジフアン記者

(ハンギョレ新聞)
民主労総「日本の経済報復に緊急対応」決定

葛藤が大きくなれば両国の労働者の犠牲だけが深刻化」
毎週土曜日に「ノー安倍集中ロウソク集会」を開催
全教組、関連授業などで産別労組次元での対応を計画

 全国民主労働組合総連盟が続く日本の輸出規制強化に対抗して『ノー安倍ロウソク集会』を開くなど、組織的な緊急対応を始めることにした。日本の経済報復による両国間の葛藤が大きくなるほど、労働者の犠牲だけが深刻化するという憂慮のためだ。
 民主労総は25日に中央執行委員会を開催し、報告案件である『日本の経済報復など当面の情勢と対応計画』を進行することを決めた。民主労総は先ず27日にソウル・光化門広場で民主労総の代表者による記者会見を行い、安倍政権の独走を糾弾する一方、持続的に日本大使館と領事館の前で韓-日軍事情報保護協定(GSOMIA)の廃棄を求めるキャンペーンを行うことにした。毎適土曜日には、ソウルで労働市民団体などと一緒に『ノー安倍集中ローウソク集会』を開催して、署名運動と一人デモも組織的なレベルで展開する。
 各産別労組も行動計画を樹立することにした。全国教職員労働組合(全教組)は、休み期間中に組合員が授業の資料と教師研修用の資料を作り,始業と同時に『関連授業』をすると、この日明らかにした。日本の韓国強制占嶺と、今回の事態の直接的な背景になった強制徴用、1965年の韓国・日本の協定、最近の大法院判決などに関する内容を学生たちに教える計画だ。
 チョン・ヒョンジン全教組スポークスマンは「日本が過去の歴史を否定すること、歴史歪曲をしたのが今回の事態の本質であり、教師として正確に認識するようにさせる必要がある」と話した。
 また、鉄道と地下鉄の労組は車両に日本を糾弾するステッカーを貼り出す一方、関連する内容のポスターを駅舎などに貼ることにした。官公庁と病院に関連した労組も宣伝物を作って貼り出して市民こ広報する一方、事務職の労働者は関連のリボンを胸に付けて勤務ををする方案も示された。
 民主労総所属のサービス連盟・マート産業労組は、前日、日本製品の案内拒否運動を始めることにし、サービス連盟・全国宅配連帯労組と公共輸送労組の全国宅配労組は『ユニクロ配送拒否』など、汎国民的な日本製品不買運動に参加すると宣言した。
                             2019年7月25日
                 ハンギョレ新聞 チョン・チョンフィ記者
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7・21東京反核集会、渡辺医師が福島の健康被害増加の実態を訴え

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福島から立ち上がった医師と合流できました!
7月21日、東京のセシオン杉並で、福島から渡辺瑞也医師を講師に迎え、NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)東京主催による「福島の医師と考える原発と核」と題した講演会を開催しました。参加は100人近くの大盛況でした。

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渡辺氏は南相馬市内の小高赤坂病院で原発事故にあうまでの29年間、診療に励んできた医師です。3・11では104人の患者さんの緊急避難を行い、自身とお連れ合いも共にがんを発症しながら生きてこられました。「思うにこれは放射線由来の健康障害ではないか。病院も廃院となり、私は原発事故被災当事者であり、中立的な立ち位置をとることは不可能」と冒頭に強調されました。

完成版 スライド 福島原発事故被災当事者からの報告_ページ_17

完成版 スライド 福島原発事故被災当事者からの報告_ページ_21

「東電、県、御用学者、国は『チェルノブイリより放出放射線量は少ない』『線量が少ないから健康被害はない』とキャンペーンし、そのためにデータを隠ぺいしたり改ざん、ねつ造している」と弾劾。氏は身近な健康被害について、地道で丹念な調査をされ、その事実をもって反論しています。
完成版 スライド 福島原発事故被災当事者からの報告_ページ_30
全国一の福島県の心筋梗塞死亡例、南相馬市の死亡率の急増、自身の出身大学同窓会員の死者数の上昇、南相馬総合病院外来患者の白血病、甲状腺がん等の数値上昇、関係者―知人の急死など、健康被害の具体的状況が述べられました。  

完成版 スライド 福島原発事故被災当事者からの報告_ページ_82
「真実が隠され政治的に収束がはかられているのが福島原発問題だ」と喝破され、「復興庁の『風評払拭・リスクコミュニケーション強化戦略』は、放射能安全神話であり、全省庁あげてのキャンペーンは再稼働に進む現政権の策謀であり、原発版大本営発表だ」と弾劾されました。
「ウソはいつか明らかになる。世界の良心と手を携え、人間は真実を語ると信じて前に進みましょう」と結ばれました。
物静かな語り口調の中に、余りにも無責任な東電や国に対する激しい怒りと鋭い批判、そして人間的良心をにじませる講演でした。

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女性労働者が保養カンパを訴え、元双葉町長の井戸川克隆さんが参加されていて、発言されました。

完成版 スライド 福島原発事故被災当事者からの報告_ページ_08
質疑応答の後、NAZEN事務局長の織田陽介さんが行動方針を提起しました。
「財界と政府は原発・核政策の死活をかけて再稼働と新規建設に舵をきっており、闘いは正念場に入った。改憲阻止と一体のものとして反原発闘争を闘おう。最大の焦点は福島の健康被害と被曝問題だ。フクシマを繰り返すな、東海第二原発再稼働阻止、常磐線全線開通反対の闘いをもっと押し上げよう」と訴えました。
8・6広島―8・9長崎に決起しましょう。
(NAZENいけぶくろ・櫛渕秀人)

憲法トークカフェで「なぜ!? メーデーに天皇代替わり」白熱討論

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4月23日、北区内で「憲法トークカフェ」第4弾が行われました。
今回は、「なぜ!?メーデーに天皇代替わり」と題して、直近に迫った5・1新天皇即位を題材にして論議、白熱した討論が行われました。

冒頭 、「統一地方選と安倍の改憲プラン」と題して五條敦さん(とめよう戦争への道!百万人署名運動 東京北部連絡会代表)から、2日前の統一地方選後半戦を総括し、「自民党の下村改憲推進本部長は『統一地方選で候補者は改憲について語るように』と指示したが空振りに終わった」。
そして「憲法審査会の開催に向けた協議が始まると思われた折に、萩生田自民党幹事長代行が『ご譲位が終わって新しい時代になったら、少しワイルドな憲法審査を進めていかないといけない』と暴言。これで今国会での改憲発議の可能性はほとんどゼロになった」
「ただし、今回の統一地方選、衆院補選の結果を見ると、参院選(ないし衆参ダブル選)で改憲勢力が3分の2以上の議席を確保し、『ワイルド』な攻勢に出てくる可能性はけっして小さくはない。油断は禁物です」と安倍の改憲プランをめぐる状況をリポートされました。

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社会評論家の柏木俊秋さんは、雑誌『序局』20号に執筆した「天皇代替わり断罪の論理」を元に、天皇代替わりへの一連の儀式が改憲をするための極めて政治的なものであることを明らかにしました。
「平成流象徴天皇制」と言われたものが、昭和天皇の戦争責任問題からなんとかすりぬけるために「慰霊」「寄り添い」をしてきたが、実際には政府批判にも当たらない類の発言を繰り返すだけで、それによって時の政権の悪政や暴挙を容認しお墨付きを与えるものになっているとの指摘は非常に鋭いものがありました。「護憲リベラル」勢力の中に天皇明仁の発言を持ち上げ、安倍の改憲を止める防波堤のように描き出す人士が見受けられますが、決してそんなものではないと思いました。

天皇制は、「万世一系」などまともに考えれば誰も信じない荒唐無稽な虚構であり、その本質・実体は明治維新政府の樹立以降、西欧に比べて遅れた日本資本主義の急速な形成、殖産興業・軍備拡張ができる中央集権的国家形成のために新たに作り出された〈近代天皇制〉です。これらを柏木さんは丁寧に解き明かしてくれました。

そして「天皇代替わりキャンペーンと対決し、労働組合と改憲阻止大行進運動を広げて、安倍の改憲を葬り去ろう」と締めくくりました。

論議では、「10連休なんていったって、非正規にとっては収入が入らずいいことなど何もない」「女性週刊誌を見ると皇室の間でもどろどろしている。女系天皇も認めない不自由な制度」「『令和』なんてなにがめでたいのか」など活発なやりとりになりました。「5月1日は労働者の団結の日。天皇制翼賛キャンペーンを打ち破ってデモに立ち上がろう」と呼びかけがあがりました。

天皇制をも使った安倍の改憲策動との攻防は続いています。
5月9日に行われた衆議院本会議で、ナルヒト天皇即位に対する「賀詞」が全会一致で議決されました。

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なんと、アキヒト天皇即位の際の「賀詞」(1990年11月6日)には反対した日本共産党も、今回は賛成しました。共同通信記事によれば、平成のときと対応が変わった理由について志位委員長は「当時は君主制の廃止を掲げていたが、2004年の綱領改定で考え方を変えた。今は天皇の条項も含め、現行憲法を順守する立場だ」天皇制に関し「存廃は国民の総意で解決されるべきだ。存廃が問題になった時は民主共和制を実現すべきだとの立場を取るが(廃止の)取り組みをやるわけではない」と述べたそうですが、天皇を崇め奉るのは憲法遵守どころか、憲法の主権在民に背反するのではないでしょうか!?

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一方、5月3日有明で行われた憲法集会には昨年を上回る65000人が集まり、「改憲反対!」の声があがりました。改憲阻止の正念場はまさにこれからです。
この集会で、武蔵大学教授の永田浩三さんが感動的なスピーチを行いました。なんとあの産経新聞で全文紹介されていたので、以下転載し、しめくくりとします。

元NHK・永田浩三氏「安倍君、憲法をいじるのはやめろ」(産経新聞5月3日)
憲法記念日の3日、東京都内で開かれた護憲派集会で、元NHKプロデューサーで武蔵大教授の永田浩三氏がマイクを握った。安倍晋三首相と同じ1954年生まれであることを明かした上で、「大事な憲法をいじるのはやめておとなしく身を引きなさい」などと強調した。発言の詳報は以下の通り。

 「皆さん、こんにちは。32年間、NHKでプロデューサー、ディレクターをしていました。今は大学の教員として若者とともにドキュメンタリーを作ったりしています。今日は、総理の仕事をしている安倍晋三君について話したいと思います。知らない人は、あの嘘つきといえば思い出されるかもしれません」
 「私と安倍君は同じ1954年生まれです。同じ学年には(共産党委員長の)志位和夫君、(元文部科学事務次官の)前川喜平君、ドイツの首相、メルケルさんがいます。安倍君は福島(第1)原発事故の後、すぐに原発をやめると決めたメルケルさんとは相性が良くないみたいですし、加計学園の獣医学部を作るのが、いかに無理筋だったかを証拠立てて語る前川君が苦手なようです。あと志位和夫君も苦手みたいです」
 「私たち1954年生まれは、皆、戦後民主主義教育の申し子です。日本国憲法の3つの柱、『国民主権』『基本的人権の尊重』『平和主義』がどれほど大事なのか、小学校や中学校でしっかり学んだんです。先生たちも熱心でした」
 「小学校4年生のとき、東京五輪がありました。オリンピックは参加することにこそ意義がある。日の丸が上がるかどうかは関係ない。優れた競技やすごい記録に拍手を送るんだ。アベベ、チャフラフスカ、ショランダー…。柔道(無差別級)で神永(昭夫)が(オランダの)ヘーシンクに負けたときも、ショックはなくて、ヘーシンクに私は拍手を送りました」
「『日本を、取り戻す。』『がんばれ! ニッポン!』。その旗を振る安倍君、少し了見が狭すぎませんか」
 「大学を卒業し、安倍君はサラリーマンを経て、政治家になり、私はNHKのディレクターになりました。ある時、思いがけない接点ができました。2001年のことです。私は、日本軍の慰安婦として被害に遭った女性たちを扱ったNHKの番組の編集長でした。一方、その時、安倍君は内閣官房副長官。君は放送の直前にNHK幹部たちにちょっかいを出し、番組が劇的に変わってしまいました。永田町でどんなやりとりがあったのか。その後、朝日新聞の取材で輪郭が明らかになっています」 「私は抵抗しましたが、敗れました。体験したことを世の中に語ることができず、孤立し、長い間、沈黙を続けました。悔しく、また恥ずかしいことです。あのとき君はそれなりの権力者でした。放送前に番組を変えさせるなんて、憲法21条の言論の自由、検閲の禁止を犯すことになり、そのことが世の中にさらされれば、君は今のような総理大臣になっていなかったことでしょう」
 「今、官邸記者会見で、東京新聞の望月衣塑子記者が菅(義偉)官房長官からさまざまな圧力を受け、質問が十分にできない中、それでも、われわれの知る権利の代行者であろうと必死で頑張っています。私には人ごととは思えません。でも、私と大きく違うのは、望月さん自身が勇気を出してSNSや集会で状況を発信し、市民とともに事態を共有することで、ジャーナリストを含めた連帯の輪が広がっていることです。市民とジャーナリストの連帯、メディアを市民の手に取り戻す。希望の光がわずかに見える思いです」
「安倍君の話に戻ります。君が以前アメリカを訪問したとき、キャロルキングの『You’ve Got a Friend』という曲が好きだと言いましたね。『どんなに苦しいときでも友達でいようよ』。僕も大好きですし、その感覚はわかります。でも、残念だけど、君とトランプ米大統領は友達なんかじゃない。欠陥だらけの高額な兵器を買わされるカモにされているだけです。君には戦争の中で傷ついた人、声を上げられない弱い人を思いやる気持ちが欠けています。君の『You’ve Got a Friend』は友達にえこひいきをし、国の仕組みを私物化することです。それは友情ではない!」
 「友情とはもっと気高く素晴らしいものです。君は実力以上に大事にされました。これ以上、何を望むことがあるでしょうか。同い年、同じ学年として忠告します。『これ以上、日本社会を壊すことはやめなさい! これ以上、沖縄をいじめるのはやめなさい! 大事な憲法をいじるのはやめておとなしく身を引きなさい!」
 「歴史から学ぶことが嫌いで、不得意の安倍君、戦争の道を断じて進んではなりません。30年前にベルリンの壁が壊れたとき、私は東欧各地の取材をしていました。そのとき、人々が何より大事だと考えたのは、言論の自由と連帯、そして多様性です。憲法21条に明記された言論・表現の自由、一方、放送法第1条には『放送は健全な民主主義に資すること』とあります。健全な民主主義というのは少数者の意見を大事にし、多様性を認め、不埒な政府の横暴にあらがい、連帯することです」
「今日は5月3日、32年前、朝日新聞阪神支局で小尻知博記者が銃弾に倒れました。言論の自由が脅かされる社会なんてあってはなりません。ここにお集まりの皆さんが思っておられるのは多分、こうだと思います。リセットすべきなのは、元号ではなく、今の政権なのだと」
 「『All governments  lie』 今の政権は嘘をつく、今の政権は嘘をついているのです。嘘にまみれた安倍政権こそ終わりにすべきです。心あるジャーナリストとの連帯で、安倍政権を今年中に終わりにさせましょう。ありがとうございました」

5月1日は労働者の闘いの日だ。天皇即位でメーデーをつぶすな! 銀座メーデー集会とデモ

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5月1日、銀座の中央会館ホールで、5・1メーデー集会が行われました。
この集会は、安倍政権が新天皇即位と改元の大キャンペーンでメーデー潰しを狙うことに対して、動労千葉・関西生コン・港合同の3つの労働組合を中心に「改憲・戦争阻止!大行進」が主催して行われたものです。
当日の厳戒態勢を打ち破って「5月1日は労働者の闘いの日だ。天皇即位でメーデーをつぶすな!」の声が響き、815人の集会とデモが元気よく行われました。

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開会挨拶の世田谷地区労顧問花輪不二男さん
「労働者が解放を目指して立ち上がったメーデーの意義は生かされているか!? 8時間労働は踏みにじられている。職場地域で闘おう!」と力強く訴え。

東京過労死家族の会、中原のり子さんは「2030年まで医師には1860時間まで残業オッケーという法案が通ってしまった」と弾劾しました。
今も医師の過労死や過労自死が相次いでいます。でもまだまだ名前を出して声をあげる人は少ない。患者さんのためにと聖職者意識に陥ってはいけないと呼びかけたいと思います。

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杉並区議に見事当選したほらぐちともこさん、満場の拍手で登壇しました。
「今日付けで正式に杉並区議になりました。最初の仕事が闘うメーデーでの発言、そして天皇制粉砕のデモで光栄です。労働者民衆が生み出した議員として闘っていきます!」

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あおり運転問題などテレビ出演でおなじみの高山俊吉弁護士が5.1銀座メーデー集会で講演。
お母さんは戦前の労働争議に参加。ご自分も1946年の復活メーデーに小学生だが参加したそうです。
「その後戦後革命という言葉を知ったが、時代は変わったという労働者の力を感じた」
さらに「日本共産党の志位委員長は、今日の天皇即位を『祝う』と談話を出した。『ニセ左翼』とは誰のことか!?」と語気荒く訴えました。胸のすく思いでした。
すごくいい講演だったので、末尾に講演要旨を載せておきます。

また、「改憲・戦争阻止!教え子を再び戦場に送らない広島教職員100人声明」を実現した仲間からは、声明賛同は非公表含めて150人を超えたとのことです!
「教え子のために何もできてない」という無力感をはねのけて現場の力を甦らせたすばらしい教職員の運動。これがあれば改憲など絶対止められると確信しました。

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3ヶ月雇用の非正規でも組合作って闘える!解雇されても撤回させた!
東京西部ユニオン鈴コン分会長の善さん、「皆さんの支援、団結の力で勝ってこれた。組合拡大するぞ」とアピール。東京北部ユニオンも一緒に鈴コンがある浮間舟渡地域(北区と板橋区の間)で一緒に闘ってます!

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セブンイレブン本部社員の立場ながら労働組合作って闘う河野さんが「コンビニ関連ユニオンを全国に作ろう」とアピール。河野さんは、大阪府内のセブンイレブンで本社とたたかって時短営業を実施しているオーナーさんと連帯しています。5月23日には株主総会闘争に立ち上がります!

動労水戸の石井真一委員長がJR東日本の運転士・車掌廃止の攻撃は絶対に粉砕できると語り、被曝と帰還を強制する常磐線全線開通に反対して今秋全国集会を開催すると提起しました。

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動労千葉の田中康宏委員長は、天皇即位と改元でメーデーを圧殺し改憲・戦争への道を掃き清める攻撃を弾劾し、「労働者の地位、雇用、権利、賃金など支配の仕方が大転換しようとしている。改憲・戦争と労働者が置かれた現実は二つにして一つ。この状況に対して団結して声を上げる時代が来た」と提起した。6・9国鉄闘争全国集会をステップに秋の臨時国会、11月東京―ソウル国際共同行動に向かって「これまでと違うレベルの新しい闘いをつくろう」と呼びかけました。
6月9日は、上野水上音楽堂で集会です!

この集会にはロサンゼルス統一教組(UTLA)のアーリーン・イノウエさん、ATUローカル241(合同都市交通労組第241支部、シカゴ市バス)の執行委員から連帯メッセージが届きました。

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 集会後、皇居に向かった日比谷公園中幸門までのデモで「天皇いらない、安倍いらない、非正規職なくせ、今日はメーデー労働者の日」と元気なコールが都心に響きました。

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高山俊吉弁護士の講演要旨

追い込まれたのは安倍だ
 安倍政権による改憲と戦争に向けた政策が、すさまじい勢いで進められようとしている。この間、改憲の動きが後退したかのようにとらえる議論がありますが、それは間違いです。安倍政権は、今ここで改憲への道筋をつけなければ、もはやどうにもならないところに追い込まれているのです。
 天皇が3年前に「辞めたい」と言った。そもそも天皇は「辞めたい」と言っちゃいけないんです。天皇の代替わりは天皇が死んだ時以外にはない。現行憲法上はそうなっている。病気になろうがやる気がなくなろうがそのままでいる以外にないんです。安倍も最初は天皇の発言を聞いて「まずい」と思った。しかし後に、なんとかこの天皇代替わりを利用して、自分のもくろみを成功させる材料として使えないかと考えた。その結果、今日のメディアの状況があるわけです。
 昨日、タクシーに乗った時、運転手さんが「なんでしょうか、この騒ぎは」と言っていました。客商売というのは、相手が自分の話を受け入れるかどうか考えて話すものですが、この運転手さんが相手も選ばずそんな話を始めたのは、腹の底からの怒りがあるからでしょう。新聞やテレビのキャンペーンに対しても、「これでいいのか」と思っている人たちは非常に多い。
 ところが、日本共産党は「新天皇の即位に祝意を表する」と表明しました。多くの共産党の支持者は絶望したでしょう。小林多喜二は天皇制警察によって虐殺されたんですよ。それなのにどうしてそんなことが言えるのか。こういう政党に世の中を変えるだの、苦しい人たちの立場に立つだの、労働者の味方だのと語る資格があるのか。そしてこういう政党に安倍もまた期待をかけているのです。
 世界の労働運動史をひもとくと、必ず「左翼面」をした部分が戦争政策に協力し、崩れていくという歴史がある。しかし、これまでのそうした歴史と現在との違いは何か。このメーデー集会のような結集体があるということです。もくろみを許さない力がここにあるということです。

国境越え労働者が闘う日
 1886年、アメリカのシカゴでメーデーが始まりました。「8時間は仕事のために、8時間は休息のために、残りの8時間は好きなことをするために」というスローガンを掲げてシカゴの労働者が立ち上がり、全世界の労働者がそれに呼応しました。「労働者に国境はない。現実にあるのは搾取する者と搾取される者との闘いである。搾取される者が闘いに立ち上がれば世の中は変えることができる」----そういう思想が、国際的な労働運動として登場しました。
 日本でも1920年にメーデーが始まりました。労働者が決起するというは、当時の政府・官憲にとっては大変な事態だった。ロシア革命のような闘いが日本でも現実化すると感じ、ただちに弾圧した。だからメーデーの歴史は、弾圧との闘いの歴史です。そして「8時間労働制の実現」という要求だけでなく、戦争に反対する声もその中から出てきた。日本は当時、ロシア革命に干渉するためシベリアに出兵しましたが、これに対して「ただちに戦争をやめろ」という声が労働者から巻き起こった。このこともメーデーの歴史を見るときの大きな柱です。
 1936年の2・26事件で戒厳令が出され、45年までメーデーの歴史は途絶えます。そして戦後、46年の「復活メーデー」では皇居前広場には50万人が集まり、全国で250万人が立ち上がりました。長野県北部の小さな田舎町でもメーデーのデモが行われ、私も参加しました。「戦後革命」という言葉は後に知りましたが、本当に世の中が変わるということを子どもながらに感じたものです。
 その歴史を受け継いで今日のメーデーもある。労働者の闘いの日、そして労働者に国境はないことを身をもって示す闘いの日です。

資本主義の命脈は尽きた
 「メーデー歌」は鉄工所の労働者のストライキの中でつくられ、1922年に発表されました。こうした先達の命を賭けた闘いを引き継いで今日の闘いもある。私たちの闘いは必ず勝利する。資本による搾取が存在する以上、必ず搾取される者が闘いに立ち上がるからです。資本主義が永遠に続くかのように見せるためには、権力の側も余裕をもたなければいけません。「過激派のみなさんも自由にやってください」とでも言っていなければならない。しかし、もうそうは言っていられない。それは資本主義が本当に命脈尽き果てるところにきているからです。
 このことに確信をもって、私たちは今日のメーデーを闘い、そして厳しい条件の中から立ち上がろうとしている多くの仲間と深い連帯をもって、闘って闘って世の中を変えていこうではありませんか。
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