集会報告

「ウクライナ戦争と日本の改憲への動き」森川文人弁護士学習会を行いました

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4月9日、池袋で「ウクライナ戦争と日本の改憲への動き」というタイトルで学習会を行いました。

改憲・戦争阻止!大行進運動呼びかけ人の森川文人弁護士が「戦争の時代-私たちはなにをすべきか」という演題でお話してくださいました。
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ウクライナでの戦争で、世界中の人々の意識が活性化している。
戦争が始まると愛国心と排外主義がかき立てられる。
しかし、憎しみあう理由はあるのか? やられたらやり返すは当たり前か。
民主主義対専制主義? 本当か。NATOの軍事援助は民主主義的な選択か。
願ったり祈ったりするだけで戦争を止めることはできない。
戦争で得をするのは誰なのか?資本家だ!
だから、ナショナリズムに回収されずに、階級的団結と国際連帯で、自国の政府と闘おう!

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鋭角的な提起でしたが、これが「大行進運動」の訴えだと思います。

参加した青年から、「ビラまきしただけで逮捕される」今の大学の実態が話され、この日本こそ、まさに戦時下そのものではないかと、「昔の青年たち」が目を丸くする場面も。

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3月21-22日に沖縄での行動に参加した青年が、辺野古現地で埋立てのダンプを止める闘いの報告をしてくれました。
大雨のなかでの座り込みで、ダンプが長蛇の列に。行動することの大事さを映像で見せてくれました。
現地で闘う方の訴えをぜひ聞いてください。


沖縄と南西諸島の軍事基地化が進められています。自衛隊ミサイル部隊や電子戦部隊の配備。
南西諸島、200弱の島のうち40の島が軍事拠点化に。150万人以上の住民が犠牲になることが前提にされています。自衛隊幹部は「住民避難には手が回らない。自治体にお願いするほかない」と言い放っているのです。

第一列島線第二列島線

中国のA2/AD=接近阻止/領域拒否 第一列島線に対して
米日はEABO(expenditionary advanced base operations)=遠距離前方基地作戦で、中国に先制的に戦争をしかけようとしているのです。

戦争絶対反対! 「復帰50周年」5・15沖縄現地に集まろう!
●5月14日(土)
16時30分 国際通りデモ
18時30分 集会(沖縄青年会館)

●5月15日(日)
午後 式典弾劾デモ(宜野湾市の沖縄コンベンションセンターに向かって)
夜 青年集会、学生集会

●5月16日(月)
辺野古ゲート前座り込み

報告した青年にカンパが寄せられました。
そして、4月23日の改憲・戦争阻止!大行進集会への呼びかけも行われました。

■台湾・中国・沖縄を核の戦場にさせない! 改憲阻止!岸田たおせ!
 4・23集会・デモ
4月23日(土)14時~
すみだリバーサイドホール(墨田区役所に隣接)
集会後、デモ。

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「棘2」板橋上映会、新たな出会いの場に

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10月1日に板橋で行った「棘2」上映会について、板橋の大行進の仲間からの報告です。

 東京北部の労働者の町・板橋区大山で「棘2」の上映会を10月1日に行いました。板橋での上映会は、前作「棘」も含めて初めての試みです。

 当日は台風16号が接近との気象予報が出され、朝から雨風の強まるなか、果たしてどれだけ来場者が来るのかと不安になりましたが「今日上映会はやりますよね」との電話に励まされました。そして上映開始時間には、チラシをもらっての地元市民をはじめ、ネットを見た方など幅広い参加があり、地域の運動の大きな一歩となりました。

 「棘2」は、まだほの暗い関生会館のシャッターを武洋一書記長が開けるところから始まります。雨のそぼ降るなか武委員長が登場、インタビューが始まりますが、その前に武委員長が窓のブラインドのすきまから向かいの倉庫の屋上を示し、「四六時中会館は公安に監視されている」と静かに語ります。国家権力と関生労組の鋭い緊張関係が映しだされた場面です。
 会場からの「監督がこの映画で一番訴えたかったことはなんですか」の問いに、杉浦監督は「武委員長の人間性を知ってほしかった」と答えました。映画では建交労の裏切りに怒る組合員の「あんなやつらはまた裏切るから一緒にやることはできない」という言葉に、武委員長は「人間は弱い、だけど過ちに気づくときもあるのでは」と語り、彼の人間への深い理解と人となりが浮き彫りになります。ネットでは「関西生コン=暴力集団」の宣伝がされていますが、そんなものなど吹き飛ばす力があります。

 平林プロデューサーは、「動画配信などは考えていませんか」の質問に、「上映会会場でのやり取りを通して、人の顔が見えそれが人と人のつながりを生んでいく。それが大事」と強調されていました。
 更に自治体労働者から「関西生コン支援を通して、組合や上部団体の違いを越えた労働運動をつくっていきたい」などの発言があり、締めに「とめよう戦争への道!百万人署名運動」東京北部連絡会代表の五條敦さんが「百万人署名全国通信」を示しながら岸田新内閣を鋭く批判し、改憲・戦争国家化を許さない怒りを日比谷野音での11月労働者集会に集めよう!と熱く呼びかけました。
こうして労働組合と地域のネットワークへの一歩を確実に踏み出しました。

「一斉休校」情勢のなか、枠組みを越えた参加と討論になった3・6練馬集会

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 3月6日、改憲・戦争阻止!大行進東京北部は練馬区内で集会を行いました。
 戦争教育に反対し「君が代」不起立を続ける田中聡史さんを招いたこの集会を前にした3月2日から、安倍による公立学校「一斉休校」が始まり、集会のタイトルを急きょ「新型コロナ感染問題ー『一斉休校』で教育は!? 『緊急事態』特措法で改憲へ!?」と変更。集会施設の閉鎖が広がるなか、どうなるかと思いましたが、問い合わせの電話も何件もあり、予想を上回る45人が詰めかけ、「自粛」ムードを打ち破る熱い集会として大成功しました。

 特別支援学校教員である田中さんは、89年の昭和天皇死去から31年、新たな天皇代替わりとオリンピック・パラリンピック開催で一層愛国心教育が強化されようとする状況を報告。また、「安倍の一斉休校要請を聞き、金曜の下校時に休校のプリントを生徒に持ち帰らせなければならなかった」と怒りを込めて語り、「休校以降、特別支援学校については、学童クラブやデイサービスを利用できない家庭の事情に限っては、学校で対応しているが、給食は出ない。そういう中で教員も毎日来て安全管理をしている」と状況を報告されました。

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田中聡史さん支援の発言をする被処分者の岡田英顯さん

 急きょ駆けつけた「都教委包囲ネット」の方が、「緊急事態」特措法反対のアピールを行いました。「安倍は自らの失政を押し隠そうとして『緊急事態宣言』を出そうとしている。五輪と改憲のための一斉休校で生活が壊される。こんなことを許してはならない。国会前で座り込みを呼びかけて、思った以上に反響がある」。熱いアピールに会場は一つになりました。

 質疑では、4月に小学生になる子を持つお母さんが、卒園式の縮小に対して保護者が団結し園と交渉して、屋外で2次会を行うことになったと報告。「子どもの命を守りながら職場でもがんばりたい」と語りました。また、「どうしても家でみれない子どもは学校で見てもよいとなっているが、机は離され、先生はいても『質問や発言をしてはいけない』。その分学童クラブは満杯」との実態を自治体労働者が報告してくれました。

 夏場でのオリパラ観戦に子どもを連れだす動きに教組が抗議申し入れ、また市民団体が「自由参加すべき」と要求するなどの取り組みも語られ、それぞれの地域での実践が互いのエールとして語られました。不起立を貫く教員の闘いを支えるためにも、保護者や住民が地域から声をあげていこう、と全体で確認されました。
 最高裁で田中さんに対する処分撤回が確定したにも関わらず、都教委は「再処分」をかけようとしています。年末から数度に渡る都教委への抗議申入れに参加してきた被処分者の岡田英顯さんは「再処分は『一事不再理』に反した違反だ。都教委も腐っている」「ウソつき・居直り・隠ぺいの安倍に対して、無気力ではなく闘って状況を変えていこう」と決意を述べました。

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鈴コン分会の吉本書記長の関西生コン労組支援アピールで、一斉休校と「緊急事態」特措法が改憲攻撃そのものであり、労働組合をめぐる攻防こそが決定的だと明らかとなりました。
百万人署名運動東京北部連絡会の五條敦代表が「いよいよ年貢の納めどき 崖っぷちの安倍に引導を渡そう!」改憲反対アピール。

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集会冒頭に上映した自衛隊護衛艦「たかなみ」中東派兵反対映像制作を担った青年たちのがんばりが集会を牽引しました。

 今回の集会は、地域のスタンディングなどで知り合った「ストップ改憲!ねりま懇談会」の仲間が、田中さんへの再処分を許さない行動の先頭にたって主催しました。
地域での地道な取り組みと小さくとも鮮明な行動を積み重ねてきたことが、コロナ情勢の中で一気に従来の「壁」を一気にのりこえ、それぞれに活動をしてきた人々とつながり共に学びあい闘う関係を作ることができました。これこそが改憲阻止大行進運動だと実感しています。

 集会の確認をもって、参加者の多くが9日からの「緊急事態」特措法反対の国会前行動に参加しました。「野党共闘」的状況が崩れた今こそ、各地で大行進運動を大胆に進めていきましょう。

「避難できない!東海第二再稼働するな!ビキ ニ事件から66年 3・1 反原発 Meeting」に参加

NAZENいけぶくろブログより転載します。
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3月1日に東京の杉並区で 「避難できない!東海第二再稼働するな!ビキ ニ事件から66年 3・1 反原発 Meeting」が行われ参加しました。

まず、東海第二原発の5km圏内で150 人が入所する福祉施設を運営する伏屋淑子さんからのビデオメッセージ。伏屋さんは、原発事故が起きた際に「避難できない」という同意書を入所者から取らなければ ならない現実に怒り、「原発がなければ避難す る必要もない」「さっさと廃炉にしろ」と明快に訴えていました。

続いて、福島双葉町からの避難者である 亀屋幸子さんの訴え。
3・11直後の生々しい現実が語られました。事故前に行政などがやっていた避難訓練は全く役立たず、住民には情報も与えられないで放射能の強い方へ逃げざるをえなかった現実。着の身着のままで手を取り合い力を合わせて生き抜いたというエピソードに、避難者を励ますどころか勇気づけられました。

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二人の訴えを受けて、集会の場で都知事あての要求書をつくるという新しい取り組みが行われました。
参加者それぞれの意見を付箋に書いて、模造紙に貼りなが らまとめていく形式でした。
最終的に、「東電の株主として再稼働に反対すべき」と「地方自治法の精神に則って命を守る活動に予算を回すべき」という2点に要求が絞られました。

各地域から東海原発再稼働反対の声をあげましょう!

11・3日比谷野音での改憲阻止大行進集会で、百万署名運動東京北部連絡会代表が発言

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11月3日に行われた改憲阻止大行進集会(日比谷野音)で、とめよう戦争への道!百万人署名運動を代表して東京北部連絡会代表の五條敦さんが発言されました。
発言内容を紹介します。


安倍首相は、2012年末に政権に返り咲くとすぐに「改憲」を掲げました。その主張は様々に変遷してきましたが、いまや自衛隊明記に集約されています。今国会の所信表明では、天皇の代替わりと改元にかこつけて、「令和の時代の新しい国創りを、その道しるべとなる新しい憲法を」などとほざいています。

しかし、安倍の改憲スケジュールは、「オリンピックの年」2020年から「私の任期中」2021年秋に後退を余儀なくされています。ゴリゴリの改憲派だけでなく二階幹事長や岸田政調会長まで改憲の旗を振って各地で集会を開いていますが、先週も衆議院憲法審査会が流会になるなど、彼らの思惑どおりには進んでいません。

いま、安倍らの目論見を打ち砕き、改憲を阻止する展望が大きく開かれてきています。百万人署名運動は、自衛隊明記反対、緊急事態条項新設反対を訴える署名に全力で取り組むことで、闘いの一端を担っていきたいと考えています。


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ただし、明文改憲はなされなくても、様々な局面で憲法の理念は踏みにじられてきました。9条に限っても、集団的自衛権行使容認の閣議決定、日米ガイドラインの改定、戦争法の強行成立、空母など「攻撃的兵器」の保有、辺野古新基地の建設、陸上自衛隊の南西諸島配備、海上自衛隊の中東派兵等々、その蹂躙ぶりは目に余るものがあります。

私たちは改憲阻止に留まらず、こうした動向を根底から覆さなければなりません。西川事務局長の口癖ですけれども、憲法に習熟し、憲法に基づく社会をつくっていきましょう。「第1章 天皇」だけは廃止しなければなりませんが、それでこそ本当の意味での新しい時代がやってくるのだと思います。

そのためには、新しい人とつながることが必要です。いま、国会正門前では総がかり行動実行委員会などが呼びかけた集会が行われていますが、そこに集まっている人たちとも共闘していきたいと思います。

私たち百万人署名運動のモットーは、「小異を残して大同につく」というものです。いまこそその原点に立って、皆さんと一緒に闘っていきたいと考えています。力を合わせて憲法改悪を阻止し、安倍政権を打倒しましょう。




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私たちの紹介
「改憲・戦争阻止!大行進」運動(呼びかけ:西川重則(とめよう戦争への道!百万人署名運動事務局長)、花輪不二男(世田谷地区労顧問)、森川文人さん(憲法と人権の日弁連をめざす会)、動労千葉・関西生コン支部・港合同などの労働組合)の呼びかけに応え、東京北部地域(練馬区/板橋区/豊島区/文京区/北区)での実行委員会を結成し、活動しています。

◎呼びかけ人 五條敦(とめよう戦争への道!百万人署名運動・東京北部連絡会代表:板橋区)/岡田英顯(「君が代」被処分者:北区)/高橋浩(東京一般労組東京音楽大学分会長:豊島区)/一陽会労働組合(練馬区)/一般合同労働組合東京北部ユニオン(豊島区)/NAZENいけぶくろ(豊島区)/無実の星野文昭さんを取り戻そう!東京北部の会(板橋区)

◎連絡先
住所:〒171-0021東京都豊島区西池袋5-13-10-603 東京北部ユニオン気付  
TEL:03-6914-0487 
メール:tokyohokubu-daikoushin@yahoo.co.jp

◎地域運動体→
 改憲・戦争阻止!大行進 板橋区実行委員会
つながろう!北区憲法トークCafe
 STOP!改憲ねりま懇談会
 NAZENいけぶくろ など
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