今年は2月13日に、ルポライターで「東電被爆二〇二〇・黙示録」の著者の小笠原和彦さんをお招きし、「あれから一〇年、東電被爆ーいまフクシマは」と題してお話を聴きました。
「緊急事態宣言」延長が続くコロナ禍のなか、会場を埋める50人近くの方が集まってくださいました。
最初に、NAZENいけぶくろ代表の五條さんが、3・11から10周年をめぐる、原発再稼働などの状況について提起しました。
講師の小笠原さんとの出会いは、NAZENいけぶくろメンバーの櫛渕秀人さんが東海第二原発再稼働反対集会でビラまきをしていたところで出会い、「東電被爆二〇二〇・黙示録」を呼んでいた櫛渕さんと意気投合。講演を依頼したところ快く引き受けてくださったそうです。
質疑応答では汚染水の海洋放出について議論になり、小笠原さんは「政府・東電に考えさせたらいい」と一刀両断。責任を追求する姿勢は揺るぎません。参加者からは「将来の人たちのために私たちができることは、真実を開示させること、それが私たちの責任だ」「東電幹部の無罪判決を重くとらえなければならない」などの感想がありました。