NAZENいけぶくろ(反原発・フクシマ連帯)

7・21東京反核集会、渡辺医師が福島の健康被害増加の実態を訴え

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福島から立ち上がった医師と合流できました!
7月21日、東京のセシオン杉並で、福島から渡辺瑞也医師を講師に迎え、NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)東京主催による「福島の医師と考える原発と核」と題した講演会を開催しました。参加は100人近くの大盛況でした。

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渡辺氏は南相馬市内の小高赤坂病院で原発事故にあうまでの29年間、診療に励んできた医師です。3・11では104人の患者さんの緊急避難を行い、自身とお連れ合いも共にがんを発症しながら生きてこられました。「思うにこれは放射線由来の健康障害ではないか。病院も廃院となり、私は原発事故被災当事者であり、中立的な立ち位置をとることは不可能」と冒頭に強調されました。

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「東電、県、御用学者、国は『チェルノブイリより放出放射線量は少ない』『線量が少ないから健康被害はない』とキャンペーンし、そのためにデータを隠ぺいしたり改ざん、ねつ造している」と弾劾。氏は身近な健康被害について、地道で丹念な調査をされ、その事実をもって反論しています。
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全国一の福島県の心筋梗塞死亡例、南相馬市の死亡率の急増、自身の出身大学同窓会員の死者数の上昇、南相馬総合病院外来患者の白血病、甲状腺がん等の数値上昇、関係者―知人の急死など、健康被害の具体的状況が述べられました。  

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「真実が隠され政治的に収束がはかられているのが福島原発問題だ」と喝破され、「復興庁の『風評払拭・リスクコミュニケーション強化戦略』は、放射能安全神話であり、全省庁あげてのキャンペーンは再稼働に進む現政権の策謀であり、原発版大本営発表だ」と弾劾されました。
「ウソはいつか明らかになる。世界の良心と手を携え、人間は真実を語ると信じて前に進みましょう」と結ばれました。
物静かな語り口調の中に、余りにも無責任な東電や国に対する激しい怒りと鋭い批判、そして人間的良心をにじませる講演でした。

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女性労働者が保養カンパを訴え、元双葉町長の井戸川克隆さんが参加されていて、発言されました。

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質疑応答の後、NAZEN事務局長の織田陽介さんが行動方針を提起しました。
「財界と政府は原発・核政策の死活をかけて再稼働と新規建設に舵をきっており、闘いは正念場に入った。改憲阻止と一体のものとして反原発闘争を闘おう。最大の焦点は福島の健康被害と被曝問題だ。フクシマを繰り返すな、東海第二原発再稼働阻止、常磐線全線開通反対の闘いをもっと押し上げよう」と訴えました。
8・6広島―8・9長崎に決起しましょう。
(NAZENいけぶくろ・櫛渕秀人)

7・21被爆74周年東京反核集会「福島の医師と考える原発と核」

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被爆74周年東京反核集会
「福島の医師と考える原発と核」
お話 東電と政府に休業を強いられた
福島県南相馬・小高赤坂病院院長 
渡辺瑞也医師

日時 7月21日(日) 午後1時半開場 2時開始 4時半終了予定
会場 セシオン杉並 視聴覚室(高円寺地域区民センター)資料代500円
主催 NAZEN東京  080-2103-3146 nazentokyo@Yahoo.co.jp

渡辺瑞也医師は、小高赤坂病院が避難指示の対象になってから104名の入院患者さんを無事避難させることに、自ら被曝しながら職員とともに全身全霊を傾注し、その後ご自身は結腸がんが見つかっておられます。
「IAEAや国・福島県の今の対応がいつまでも通るとは思わない。県民一人ひとりの中にマグマのように沈殿している思いが、いつか主張となって出てくる」と話されています。

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「筆者の病院が避難指示の対象になったのは12日(土)の午後6時26分であった。それを知ったのはテレビの報道であり、行政からは一切連絡や指導はなかった。この時点から一週間後の3月18日(金)の昼までの避難行動はまさに無我夢中であり、104名の入院患者さんを無事避難させることだけを考えて全身全霊を傾注していたので、自らの被曝についてはあまり注意を払うことはなかった。これは行動を共にしてくれた職員達も同じ気持ちであったと思う。」
渡辺瑞也著「核惨事!」より

被曝から命を守れ!「フクシマ」を繰り返すな!
福島の被曝と健康被害の抹殺を許すな
6月3日に福島の甲状腺評価部会は、甲状腺がんと放射線被曝との「関連性はない」とした報告書をとりまとめた。まったくの大ウソだ。今回報告書の根拠とした福島県立医大のデータは、入力時「甲状腺疑いあり」、「なし」とのみ入力する欄に別の数字が入力されている、誤りが明白な代物だ。
さらに来年4月から実施される「甲状腺検査」では、これまで以上に「検査のデメリット」を強調する修正案が出されている。
『放射線のホント』(復興庁)『放射線副読本』(文科省)の最大の問題も、被曝と健康被害を抹殺しようとする点にある。「事故後に内部被曝の検査を受けた全員が、健康に影響が及ぶ数値ではなかった」と断定しているが、信用度の低い希望者だけの検査結果でしかない。

「フクシマ」をなかったようにする大転換
原発再稼働をめぐって重大な情勢を迎えている。日本経団連は4月の提言で、再稼働だけでなく建て替えと新増設、運転の60年超えの延長までも要求した。原子力規制委員会は、原発設備の「国が行う検査」を廃止して「原子力事業者が自ら検査する仕組み」に、「不具合」への対処もやめて「総合的に評価する」だけに検査体制を改悪しようとしている。すべてを原子力事業者に丸投げし、事故が起きれば隠ぺいするつもりだ。外国人労働者を原発作業に公然と引き入れ、一層の被曝労働と下請け搾取にさらそうと狙っている。
原電は5月16日の日立市の説明会で、「福島第一原発事故以降、放射線による健康被害は確認されていない。『甲状腺』については原発事故によるものとの評価ではない、今のところ被害はない」と強弁した。福島第一原発事故で健康被害がないなら避難など考えなくてよいというわけだ。

再稼働も改憲・戦争も止めよう!
再稼働と核戦争は一体だ。再稼働も核戦争もフクシマを繰り返すことになる。
「核惨事!」のもとで生き抜こうとしているフクシマこそ、再稼働を許さず、改憲・核戦争を食い止めることができる。
日本・世界の人々が「フクシマをくり返すな」を合言葉に、再稼働と改憲・核戦争に立ちはだからなければならない。改憲・戦争を許さないうねりを作り出そう。

被爆74周年8・6ヒロシマ―ナガサキ大行動へ!
常磐線全線開通・東海第二原発再稼働を許すな!9・22水戸集会を成功させよう。


被曝強いるオリンピック反対 原発なくせ! ふくしま共同診療所報告会

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 4月7日、杉並区内でふくしま共同診療所の報告会がNAZEN杉並と東京労組交流センター医療福祉部会の主催で開催されました。
 杉並区民をはじめとした70人以上の参加者を前に講演を行ったふくしま共同診療所の杉井吉彦医師は、福島の現状について「①小児甲状腺がんの多発、②高濃度汚染水の海洋放出、③放射性廃棄物の『中間貯蔵』という名の『永久貯蔵施設』と搬入による放射能汚染の拡大、④福島第一原発の危険な廃炉作業と原発労働者の被曝、⑤帰還強制と補償打ち切り」の5点の課題を明らかにしました。
 どれ一つとっても生命に関わる重大問題です。小児甲状腺がんは、公式発表でも230人を超えました。統計上からも原発事故が原因であることは明らかですが、政府と福島県、御用学者は絶対に認めません。しかも原発事故から8年経って非がん性疾患も通常発生率よりも高い傾向が出てきています。チェルノブイリでもそうですが、時間が経てば経つほど健康被害状況は明らかになり、拡大してきます。けっして隠し通すことはできません。小児甲状腺がんの問題をあいまいにせず、原発事故の全体を明らかにし、彼らの責任を徹底追及していくことが必要です。

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 また杉井医師は、「国際基準になっている年間追加被曝線量1㍉シーベルトを、福島県だけは20㍉シーベルトに引き上げ、帰還を強制しようとしている」と暴露しました。「高線量の中で子どもたちに生活しろというのか」と会場の怒りは沸騰しました。

 杉井医師からの報告に続いて、IPPNW(核戦争防止国際医師会議)ドイツ支部のビデオメッセージが上映され、同支部が世界に向けて発した〈核の脅威のない2020年オリンピックを〉の声明を、杉並区議会議員選挙に立候補予定のほらぐちともこさんが読み上げました。

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ほらぐちさんは「原水禁運動発祥の地・杉並から、福島切り捨てと原発再稼働のための東京オリンピックはいらない、を掲げて杉並区議選に立候補します」と決意表明し、会場が大きな拍手で応えました。
 福島と共に進み、原発絶対反対を貫き、「東京オリンピックは中止を!」と真正面から掲げている候補はほらぐちさんだけです。

 質疑応答では、杉並区民から「福島の現実を知った。これをどうしてマスコミは報じないのか」「動画や書籍の形で伝えたい」と声が上がり、活発な意見が出されました。杉井さんは「正義性と論理的正しさで安倍や福島県、御用学者を迎え撃ち、発信し続けていくことが全体を動かす」と締めくくりました。
 最後にNAZEN杉並から①被曝と帰還の強制反対などの署名を通して復興庁や福島県を追いつめる、②東京で保養運動に取り組む、③避難者追い出しを止める、④東海第二原発再稼働反対運動の強化などを、東京での行動方針として訴えました。
 そして何よりもNAZENとして推薦を決定しているほらぐちさんの杉並区議選への支援が呼びかけられ、会場からの大きな拍手で確認されました。
(一陽会労働組合・櫛渕秀人)

3.11は終わってない‼︎反原発福島行動'19に参加しました

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 2011年3.11東日本大震災と福島第一原発事故から8年の3月11日に、福島県郡山市で3.11反原発福島行動19が開催され、700人が集まりました。

 スローガンは、
「福島は絶対負けない!」
「なくそう!原発 オリンピックやめろ」
「とめよう!改憲・戦争」
です。

 放射性物質による汚染水や汚染土の問題が何も解決しない中で、避難指示解除や安全復興キャンペーンがされています。震災・事故のあの時を決して風化させず、福島の現実と結びついて闘うことが提起されました。

 集会では、杉並区議会議員に立候補するほらぐちともこ(洞口朋子)さんが、IPPNW(核戦争防止国際医師会議)ドイツ支部の「核の脅威のない2020年オリンピックを」キャンペーンの訴えを読み上げ、選挙戦でオリンピックに反対し、福島と連帯して闘うと表明しました。

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▲IPPNW(核戦争防止国際医師会議)ドイツ支部のアピールを読み上げるほらぐちともこさん

福島県浪江町の「希望の牧場・ふくしま」の吉沢正巳代表が「復興と盛んに言ったって、浪江町が絶対に元に戻らないことはみんな分かっている」と怒り、「3・11は終わっていない。戦争の時代、原発の時代への逆戻りに対して闘いを続けなければならない」と熱く訴えました。
動労水戸の石井真一委員長は「常磐線が通れば運転士は被曝し、電車は勝田車両センターで検修・清掃作業が行われます。そういう被曝労働に組合の組織拡大で反撃する。常磐線全線開通に絶対反対で闘います」と決意を表明しました。
 愛媛県職労の宇都宮書記長も「住民も労働者も被曝してはいけない、と訴え原発反対の声を上げ続けています」と伊方原発再稼働阻止の闘いを報告。京都府職労舞鶴支部の長岡支部長が若狭湾の高浜原発、大飯原発などの再稼働に反対する闘いを報告し「自治体労働者として原発をとめて戦争をとめて住民を守る。それが僕たちの役割です」と語りました。
そして「改憲・戦争阻止! 教え子を再び戦場に送らない! 広島教職員100人声明」呼びかけ人の倉澤憲司さんが、小学校で子どもたちに配るように机に置かれていた文科省発行の放射能安心キャンペーンの副読本を、保養活動の経験から学んだことを元に職員室で校長の前で批判し、その場で全部回収させたという報告を行い、大きな拍手を浴びました。

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▼動労福島の橋本委員長を先頭に、郡山市内をデモ

 福島の矛盾と怒りを、なかったことには絶対にできません。はっきりとものを言う人たちがいることに共感し、一緒に闘っていく。労働組合は身近な社会参画の場所であり、労働組合が結集軸となることが求められています。
 戦前において、労働組合が解体され産業報国会となり、太平洋戦争が突き進められました。二度と戦争を起こさない、この労働者民衆の決意が反原発闘争と一体となって爆発しています。


3・11から、改憲・戦争阻止のうねりをまきおこしていきましょう!

東海第二原発再稼働にNO!「恐怖のカウントダウン」上映会行いました

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2.9東海第二原発問題上映会は大成功。
小雪ちらつく悪天候にもかかわらず、国会前や地域のビラまきで来てくれた方々で会場のとしま産業振興プラザの会議室は埋まった。
上映の「恐怖のカウントダウン」の配布版を買いたいと遠望からも参加者があった。

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ゲストの遠藤大輔さんの話は、原発問題のみならず社会問題全般に共通する「青年や非正規に伝わる言葉をどうもつか」の問題意識に溢れていて、共感するところ大。

福島復興費のかなりは電通などの大手広告会社に流れていて、原発「安全」のキャンペーンに使われているとのこと。人間には危機に陥った時に「大丈夫」とその状況を受け入れる心理がある。「防衛機制」という心理学を悪用してのキャンペーンに打ち勝つ言葉を持とうと。

遠藤さんとの間で「沖縄や改憲や社会問題山積みの中で、どうやって東海第二問題を広げたらいいか」 「青年は、問題意識はあっても労働が大変でこういう場に来れない」など活発な質問や意見が交わされた。
遠藤さんの結論は「『原発問題だけ』解決しようと思わないこと」。今の社会構造そのものを問わなくてはならないと語ってくれた。

東海第二原発などの再稼働は採算では割にあわず、安倍政権の核保有への執念があるのではとの話もあった。
3.11福島の被ばく問題から立ち上がったふくしま共同診療所を支え、被ばく労働拒否を闘う動労水戸に学んで労働運動の課題に原発問題を位置づける。改憲反対運動の大きな一環として、東海第二原発再稼働反対を取り組んでいきたい。
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