沖縄の闘い

2019年5月 「復帰47年」沖縄連帯闘争(2)百万人署名運動の仲間から

 

沖縄闘争 番外編 
百万人署名運動・東京北部連絡会の方からの報告です。

19日に伊江島に渡りました。伊江島は「沖縄戦の縮図」ともいわれ米軍に対して住民が土地闘争に立ち上がった歴史があります。


① DSCF2640 琉球セメントゲート
▲安和港の琉球セメントゲート

②  DSCF2639 安和港
安和港の桟橋で後ろに見えるのが採石場。

伊江島の全体図 住居は東側に凝縮されており、中央に2本の滑走路、西側は米軍の演習場基地で立ち入り禁止、平地にはタバコとさとうきび畑が広がる。

まず知念正行さんから体験談をお聞きしました。役場の通信員として沖縄タイムズで伊江島の状況を写真や文章で知らせてきた人で、「知念正行資料館」として資料だけでなく当時の鍋釜まで展示されていました。④ DSCF2649 知念資料館
▲知念資料館

・現在は80歳で4/16米軍が上陸した時は小学生1年だった。戦闘は1週間で終わり米軍の占領が始まった。村民4000人のうち1500人が死んだ。
2100人が捕虜となり慶良間諸島へ強制移動させられてテント生活を1年、そして本部、久志(辺野古)へまた強制移住させられてテント生活を1年間。裸同然・着の身着のままのひどい生活だった。1947年にやっと伊江島に戻されて生活が始まったが、食べるのにやっとだった。63%が基地の中で、基地から少し離れただけで米軍基地手当が出たり出なかったりと村民が二分されており現在もあまり変わりない状況にある。今も38%は島の米軍に奪われたままという話だった。

その後、戦跡巡りをしました。

「沖縄のガンジー」といわれた阿波根昌鴻さんが設立した反戦平和資料館・ヌチドゥタカラの家を訪ねました。
朝鮮戦争が始まる1954年ころから特に米軍の農地、住居の強制立ち退き、ブルトーザーで家屋を破壊、反対住民に暴行、民家放火など米軍との攻防が繰り返されました。住民大会や「伊江島土地を守る会」結成など伊江島闘争の歴史・村民の生活の写真や阿波根さんの数々の言葉がパネルで展示されています。現在の三里塚闘争や反戦闘争に相通じるものがあります。
⑥ DSCF2659 阿波根資料館入口
▲阿波根資料館入口

⑦ DSCF2662 展示品
▲展示品

⑧ DSCF2664 1955集会写真
▲1955集会写真

⑨ DSCF2666 基地内に立つ看板
▲基地内に立つ看板

⑩ DSCF2667 阿波根さんの言葉
▲阿波根さんの言葉
  「平和の最大の敵は無関心である」
  「戦争の最大の友も無関心である」

◎ニィヤティヤガマ 住民を守った千人ガマ
すぐに翡翠色の海に繋がる巨大な海岸洞窟で「戦時中は空襲のたびに住民、日本兵、徴用人夫が避難した」とあります。
⑪ DSCF2668 ニィヤティヤガマ
▲ニィヤティヤガマ

公益質屋跡で米軍の攻撃によって島のほとんどの建物が焼きはわられた中で、かろうじて残ったコンクリートの建物。1週間で壊滅したという激戦が計り知れます。⑫ DSCF2675 公益質屋激戦の跡
▲焼け残ったコンクリートの建物

◎辺野古の浜へ
護岸が見えます。以前はこの浜に住民による監視小屋がありました。高く張り巡らした塀には「ドローン警告」看板が。
⑬ DSCF2698 護岸を見る
▲辺野古の浜からみえる護岸

⑭ DSCF2701 ドローン警告
▲ドローン禁止の看板

◎嘉数(かかず)高台公園から普天間飛行場を俯瞰、オスプレイが数機待機。
⑮ DSCF2710 普天間オスプレイ
▲嘉数高台公園にて

◎那覇まで移動して二つの労組訪問
全日本港湾労組(全港湾)沖縄地本の事務所を訪問しました。全港湾は関西生コンと同じ産別組合で、辺野古新基地建設に反対し違法な本土からの土砂搬入にはストライキで闘うと表明しています。また、事前協議制度という雇用と職域・安全を守るための産別協定を締結していて2月に自衛隊が装甲車、ジープなど200台近くの強制荷役を行うという重大な事態が発生し、協定違反抗議と協定順守を要求して24時間のストライキを通告しています。全港湾労組に連帯して19日集会で参加者に寄せ書きをしてもらった「スト支持!共に辺野古阻止!」の激布を山口委員長へ渡して連帯・激励しました。
最後に「とめよう戦争への道!百万人署名運動」団体会員の自治労沖縄県本部を表敬訪問し、改憲阻止大行進への参加や「明記署名」への取り組みを要請しました。

2019年5月 「復帰47」年沖縄連帯闘争報告(1)青年から


 2019年5月1820日の3日間、「復帰47年 沖縄連帯闘争」に参加しました。沖縄の歴史を学び、当該の人の話を聴き、考え、行動した非常に意義深い3日間でした。

 

【1日目】

 ①IJBS労組定期大会

 日本IBMビジネスサービス労働組合(IJBS)支援共闘会議の第6回定期大会が開催されました。

 選別採用試験拒否のストライキを起こし、IJBSを雇い止めされた富田委員長の闘いは、「不合格者がいない」事実をつくり、仲間との団結を勝ち取りました。今は新しい職場で活動を始め、既に多くの仲間との団結を広げているとのことです。IJBSでの解雇撤回のために今後も闘っていく決意が述べられました。

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 ▲決意を述べるIJBS労組の富田委員長(写真左)
  

 ②改憲・戦争阻止!全島ゼネスト呼びかけ国際通りデモ

   「基地の島」沖縄から改憲・戦争を阻止するべく、全島ゼネスト実施を呼びかける国際通りデモを貫徹しました。

この日は天気も良く、週末の昼下がりをデコヘル・横断幕・のぼり旗の一団が練り歩きました。買い物客や修学旅行で訪れた高校生から大注目を浴び、手を振って応える人も大勢いました。蚊の鳴くほどの勢いの右翼を尻目に、意気軒昂とデモを貫徹しました。

 

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  ▲県庁前からデモスタート!

 

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 ▲「辺野古基地反対」のプラカードを掲げる学生一団

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▲横断幕のメッセージは

 「沖縄全島ゼネストで辺野古新基地建設を止めよう!」

 「労働組合と学生自治会を先頭に改憲・戦争を阻止しよう!」

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▼沿道から、沖縄の方たちが手を振って応援してくださいました。


 ③「復帰」47年 5・18沖縄集会

   沖縄のカタチだけの「本土復帰」から47年、「基地の中に島がある」現状を捉え、県民の怒りと連帯する集会として、全国の労働者から改憲・戦争阻止のアピールがありました。

   講演では、「なんでお空から落ちてくるの?子どもの空を守りたい!」と題して、普天間飛行場の近くに位置し、201712月7日に米軍機の円筒状の部品が落ちているのが見つかった緑ヶ丘保育園の、保護者らで組織する「チーム緑ヶ丘1207」の皆さんが登壇しました。
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VTRで、関係省庁との直接面談の場面があり、回答にしどろもどろになりつつ、政府の意向を頑なに推し進める担当者やり方に憤りを覚えました。対話を要求する住民に対し、それを拒む政府。これを打破するには、やはり実力闘争しかないと思います。

「もし自分の立場だったら、どうしますか?」という保護者の人の言葉が印象的でした。当該と連帯することがどれだけ重要であるか良く分かりました。私たちが沖縄の人たちと連帯するには、社会問題は私たち一人ひとりの問題だと自覚し、労働組合に参加し、実力闘争を積み重ねていくことが重要だと思いました。

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▼集会会場に展示された「チーム緑が丘」の皆さん作成の展示

 

 【2日目】

 ①県民大会参加者へのアピール

   宜野湾海浜公園で開催された沖縄県民大会(主催・5・15平和行進実行委員会沖縄平和運動センター)の会場前で、ビラまき・情宣活動を行いました。正午開会の参加者ほとんどに宣伝することができ、反応も上々でした。炎天下の中、疲労感も出しつつやりきりました。
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 ②オキナワとヒロシマを結ぶ全国青年労働者交流集会 in OKINAWA

   全国の青年労働者が一同に会し、職場や組合活動のこと、政治に対する意見などを討論しました。
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   冒頭、関西生コンで働く青年から、組合に対する不当逮捕の現状が報告されました。「情勢が煮詰まっている。激しい組合だからこそ逮捕されるという先入観を植え付けるためにやっているとしか思えない。」「先輩に続き闘う。一緒に闘ってほしい。」とアピールがありました。この発言に、青年労働者は皆、連帯の意思を固めました。

 

 【3日目】

 ◎辺野古新基地建設反対 ゲート前座り込み闘争

   3日間のハイライトである、キャンプシュワブの工事車両入口前での座り込み闘争に参加しました。情勢が完全に煮詰まっていることから、参加政府は何が何でも工事を推し進めるために強硬的なっています。したがって、少しでも抵抗しようものならいつ逮捕されてもおかしくない状態です。非常に腹立たしいですが、毎日の力関係の押し返しが工事を遅らせていて、破綻的状況を生み出しています。1分でも1秒でも工事を遅らせることが重要であり、弾圧を回避し闘争を継続することが大事という方針で臨みました。
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▼座り込みテントに張り出されていた。

   国道をはさんでキャンプシュワブ入口と現地主催者や支援者の建物が対峙しています。説明を聴いているうちに、激しかった雨も小雨になり、いよいよ座り込み開始です。
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▼辺野古の土砂搬入ゲート前には、数多くのボードが置かれていた。


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▲工事用車両入口前で座り込み


   私たちは出入り口前にどっかり腰を下ろし、工事車両が来るのを待っていました。その間も、仲間からの連帯アピールが続きます。「戦争絶対反対で基地を止める!」「弾圧には屈しない!」と、みんなの意思を打ち固めました。
 工事車両が来ました。私たちは、しばらくの間、並んだダンプカーとにらみ合っていました。にわかにダンプカーが動き出し、来た道を背に走り去って行きます。「帰っていった!」その光景に、一同勝利を確信し歓声をあげました。



ダンプカーの一団はことごとく走り去って、警備員は出入り口を封鎖するための土のう袋を積み出しました。

 「勝った!」私たちが実力で土砂投入を阻止しました。その勝利は一瞬ですが、国家権力に対する実力闘争の結果です。団結の力を実感しました。

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▼座り込みのゲートに貼られていた
横断幕。
「したたかに ゆるやかに 粘~りづよく闘おう!!」

おわりに

 「自分の立場で考えたら、どう思うか」とはよく言われますが、当該の人の話を聴き、連帯の意思を固めるとともに、実力でその意思を示せたことが大きな実感としてあります。社会の問題は私たち一人ひとりの問題であり、当該の人たちとともに闘う結集軸が労働組合であると思います。労働組合は、私たちの最も身近に存在する社会参画の場だからです。この3日間の闘争の経験を、職場で活かすにはどうするか、考えていきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

沖縄県民大会に3500人! オキナワとヒロシマを結ぶ青年労働者集会行われました

都庁ふくしま署名解雇を許さない会ブログより
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「復帰46年」5・15沖縄県民大会が、5月13日快晴のなか行われ、私たちも参加しました。

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宜野湾海浜公園屋外劇場には沖縄と本土から3500人が詰めかけました。
平和行進に参加した労働組合の青年が多かったです。
自治体、教員、鉄道、港湾などの労働者がストライキしたら、戦争なんて止められる!という実感が湧きます。

県民大会では、沖縄の米軍基地問題だけでなく、南西諸島での自衛隊配備に対する怒りの発言が相次ぎました。
まさに朝鮮半島への侵略戦争の安倍政権自身による準備として、沖縄における自衛隊配備があります。


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沖縄行動前の11日に行った宮古島で、空港の近くにあった横断幕。


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同じくのぼり旗。各所にありました。


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宮古島の千代田カントリークラブ跡地で自衛隊の隊舎建設が昨年から始まったとあったので行ってみました。
レストランのノボリ旗も含めてそのままです。ところが…。

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しかし、見るも無残に解体工事が進んでいます。
ゴルフ場の所有者が国に売ってしまったとのこと。
宮古島での平和行進は、この場所を通って行われました。

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さて、沖縄県民大会に戻ります。
一番印象深かったのは、韓国の済州島海軍基地反対対策委員会の登壇と発言。戦後直後の済州島蜂起を闘い抜いた歴史をもつ住民が今も米軍基地撤去を闘っているのです。
韓国の子どもたちが「セウォル号ダンス」を披露してくれました! 11月労働者集会で踊った青年たちも座席から一緒にやりました
😊
『闇は光には勝てない』のタイトル通り、必ず基地を撤去し、戦争を止めよう。止められる!

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団結ガンバロー!

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さて、夕方からは場所を那覇市内に移して「オキナワとヒロシマを結ぶ青年労働者集会」です。

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呼びかけ団体の動労総連合青年部を代表して動労千葉の北嶋さんがアピール。
「僕は電車を動かしています。乗客の子どもたちの笑顔を見たい。子どもたちを戦場に送るような戦争には絶対反対です!」

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全金港合同の昌一金属支部の青年が春闘報告。
「賃金としては不満足だが、要員削減を許さず職場の団結を守った」。
職場の団結を作ってこそ、改憲・戦争を止められる。砂を噛む思いをしても職場の仲間と向き合いきるという確信が溢れていました。

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沖縄IJBS労組の富田委員長の基調報告のあと、琉球新報の青年記者さんの講演です。
「沖縄で何が起きているのか」と題する講演はすごくよかったです。沖縄戦体験者の声や相次ぐ米軍による事故の中で、「誰の何のために記事を書くのか」「ペンの力で当たり前の暮らしを守る。そのためには闘わなくてはならない。」と確信に満ちて。

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2016年12月のオスプレイ墜落事故の時、沖縄タイムズは「不時着」と出した。しかしそれは記者が悪いのではない。海上保安庁広報がそう発表したから。しかも海保は墜落現場には来ておらず、墜落場所も間違って発表していた。
「現場をちゃんと見て真実を伝えるのが記者の仕事です」。ここにも気骨のあるマスコミ労働者がいました。

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ヘリパット建設の現場である東村高江で、昨年10月に米軍ヘリが墜落炎上した。警察は規制線を広く張って記者を近づかせなかった。その時に炎上した牧草地の所有者が「自分の家の屋上に上ってくれ。この事実を多くの人に知ってほしい」と自宅を解放したそうです。「この人たちの暮らしを守るために記事を書こう」とつくづく思ったそうです。
取材して回っても、約130人いる高江の人々で、ヘリパッド建設に賛成している人は一人としていなかったそうです。

高江での米軍ヘリ墜落事故現場の警察の規制線に記者たちは抗議したが、警察は「米軍と協力している」と言い放った。「仕事とはいえ、いったい誰のために働いているのか! 米軍じゃなく住民のためだろう!」
規制線について記事にした途端に規制線は解けたそうです。

👆これらの顛末が書かれている上の記事、画像を拡大してぜひ読んでほしいです。

なお、交流会で、琉球新報の記者さんは語っていました。
「うちの組合は毎年時限ストライキをしている。その間は管理職に仕事をさせる。私たちの仕事は社会に伝え訴えること。会社と闘えなくて、どうして社会に訴えられるか!」交流会参加者全員が拍手喝采。
労働に誇りをもって闘うのはどこの労働者でも同じです!

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集会の最後は全国各地の職場で闘う青年たちの発言。
高槻医療福祉労組の仲間は、「患者・利用者の選別を許さない」を掲げ、4・4「命を守るストライキ」をうちぬいた報告。「全国の医療福祉労働者の号砲です」と。
徳島医療福祉労組からは、星野文昭さんを取り戻すための6月3日の高松パレードへのアピール。
そして広島の自治体労働者が、「次は8・5-6広島で会いましょう!」。

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大交流会も大いに盛り上がりました!
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