一陽会労働組合からのアピールを掲載します
しかし、団交を経ても、解雇通知を撤回しなかった資本に対し、労働者の最大の武器であるストライキを12月22日に打ち抜きました。当該と委員長・副委員長の3人がストに突入し、医療福祉など東京の仲間が集まってくれました。
そしてここに各部署の労働者が代わる代わる参加し、当該を激励してくれたのです。本当に感動的な職場からの合流でした。
今回の闘争には、2度の団体交渉とストライキなどに、高齢のOB組合員が何度も駆けつけてくれ、「自分も解雇を撤回させた。その時の事務次長はすぐ異動した」などと発言してくれました。それがどれだけ当該を激励し、資本を震え上がらせたことでしょうか。これが労働組合の本来の力です。
時代認識を明確にし、団結して闘えば、新自由主義攻撃は打ち破れます。それはどの職場、どの労働組合でもできると思います。
一陽会労働組合は、陽和病院(練馬区)併設の介護老人保健施設の施設ケアマネジャーとして試用期間中の労働者のパワハラ解雇を粉砕する大勝利をかちとりました。12月1日の解雇通知から約4週間、ストライキを頂点とした死力を尽くした闘いで、ついに12月29日の仕事納め日、解雇通知の撤回と謝罪を勝ち取ったのです。当該の労働者は、1月5日の仕事始め日から、引き続き施設ケアマネとして、組合の一員として誇りを持って働いています。
この解雇通知撤回闘争は、パワハラ・退職強要という新自由主義攻撃の本質と破綻点をつかむことから始まりました。
この労働者は「ミスが多い」「みんなそう思っている」「試用期間が終わったら、非正規になれ」と入職から1か月もたたないうちから陰湿なパワハラ退職強要を繰り返し受けていました。しかし当該はそれを拒否しきり、解雇を受けて直ちに組合加入したのです。
これは、新自由主義の崩壊と戦争情勢下で世界中で立ち上がる膨大な労働者階級の決起した一人として捉え、このことに確信をもって機関紙「スクラム」で暴露した途端、こちらの予想をはるかに超えた職場の怒りが沸き起こりました。
「私もパワハラを受けてきた」「パワハラ管理職こそ解雇されるべきだ」という声が次々寄せられたのです。「一言メッセージボード」には40人以上が次々書き込んでくれました。
その声を「スクラム」に掲載し、「団交に集まろう」と返していくことで、職場にあふれていたパワハラへの怒りが、労働組合の団結へと組織されていったのです。
この労働者は「ミスが多い」「みんなそう思っている」「試用期間が終わったら、非正規になれ」と入職から1か月もたたないうちから陰湿なパワハラ退職強要を繰り返し受けていました。しかし当該はそれを拒否しきり、解雇を受けて直ちに組合加入したのです。
これは、新自由主義の崩壊と戦争情勢下で世界中で立ち上がる膨大な労働者階級の決起した一人として捉え、このことに確信をもって機関紙「スクラム」で暴露した途端、こちらの予想をはるかに超えた職場の怒りが沸き起こりました。
「私もパワハラを受けてきた」「パワハラ管理職こそ解雇されるべきだ」という声が次々寄せられたのです。「一言メッセージボード」には40人以上が次々書き込んでくれました。
その声を「スクラム」に掲載し、「団交に集まろう」と返していくことで、職場にあふれていたパワハラへの怒りが、労働組合の団結へと組織されていったのです。
12月17日の団体交渉には、団交にも組合にも無縁だった労働者が複数の職場から「解雇は殺人だ」などのボードを持って参加してくれました。こうした職場の怒りが資本を追いつめ、ついに事務長は「履歴書を汚すようなことになりかねない」と退職強要した事実を認めました。
しかし、団交を経ても、解雇通知を撤回しなかった資本に対し、労働者の最大の武器であるストライキを12月22日に打ち抜きました。当該と委員長・副委員長の3人がストに突入し、医療福祉など東京の仲間が集まってくれました。
そしてここに各部署の労働者が代わる代わる参加し、当該を激励してくれたのです。本当に感動的な職場からの合流でした。
このストのスローガンは、「パワハラ退職強要やめろ」「あたりまえの医療と介護ができる職場を取り戻そう」でした。1人の労働者の解雇への同情や支援ではなく、新自由主義が精神医療・高齢者介護の職場ですらパワハラをもたらしている現実をひっくり返そう!と訴えたのです。約40人での院内デモには、患者さんも「社会を変えよう」のコールに一緒に手をあげるという、患者・利用者、地域からも支持された闘いになりました。
これらすべての闘いに追い詰められた資本は、ついに12月29日の団交で解雇通知を撤回せざるを得なくなったのです。新自由主義と闘う労組交流センターの団結の力です。本当にありがとうございました。
仕事始めの日、「本当に勝ったんだね。よくやってくれた!」と涙ぐんで駆け寄る労働者、「労働組合ってすごい」「ストにあんなに駆けつけてくれるんだね」と労働組合の力を語る労働者。一方で「事務長が謝って済むことじゃない」「パワハラの責任はどう取るのか」と、直ちに新たな闘いを求める声もあり、また一歩飛躍が求められている状況です。
一陽会労働組合発足から12年。これまで、歯を食いしばって耕してきた土壌に、沢山の芽が出て育とうとしているかのようです。
今回実感したことは、昨年の11・7全国労働者集会(日比谷野音)で動労千葉の関委員長が訴えていた「労働組合を資本と闘うための武器として位置づけ直すこと」「時代認識を明確にすること」「労働者が社会の主人公であることへの誇りを団結と闘いの土台に置くこと」「労働者に国境はないこと」「反戦闘争を労働組合の本質的課題として位置づけること」の労働組合の刷新の5つの訴えの意義です。
今回実感したことは、昨年の11・7全国労働者集会(日比谷野音)で動労千葉の関委員長が訴えていた「労働組合を資本と闘うための武器として位置づけ直すこと」「時代認識を明確にすること」「労働者が社会の主人公であることへの誇りを団結と闘いの土台に置くこと」「労働者に国境はないこと」「反戦闘争を労働組合の本質的課題として位置づけること」の労働組合の刷新の5つの訴えの意義です。
今回の闘争には、2度の団体交渉とストライキなどに、高齢のOB組合員が何度も駆けつけてくれ、「自分も解雇を撤回させた。その時の事務次長はすぐ異動した」などと発言してくれました。それがどれだけ当該を激励し、資本を震え上がらせたことでしょうか。これが労働組合の本来の力です。
時代認識を明確にし、団結して闘えば、新自由主義攻撃は打ち破れます。それはどの職場、どの労働組合でもできると思います。
一陽会労働組合は、パワハラに怒る労働者と共に職場全体に責任を取り、多数派労働組合へと飛躍する決意です。2022年、階級的労働運動を全国で作り出しましょう。
(一陽会労働組合 執行委員長 坪井静)
(一陽会労働組合 執行委員長 坪井静)