練馬区

パワハラ解雇粉砕の大勝利! 新自由主義攻撃は打ち破れる

一陽会労働組合からのアピールを掲載します
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 一陽会労働組合は、陽和病院(練馬区)併設の介護老人保健施設の施設ケアマネジャーとして試用期間中の労働者のパワハラ解雇を粉砕する大勝利をかちとりました。12月1日の解雇通知から約4週間、ストライキを頂点とした死力を尽くした闘いで、ついに12月29日の仕事納め日、解雇通知の撤回と謝罪を勝ち取ったのです。当該の労働者は、1月5日の仕事始め日から、引き続き施設ケアマネとして、組合の一員として誇りを持って働いています。

この解雇通知撤回闘争は、パワハラ・退職強要という新自由主義攻撃の本質と破綻点をつかむことから始まりました。
この労働者は「ミスが多い」「みんなそう思っている」「試用期間が終わったら、非正規になれ」と入職から1か月もたたないうちから陰湿なパワハラ退職強要を繰り返し受けていました。しかし当該はそれを拒否しきり、解雇を受けて直ちに組合加入したのです。
これは、新自由主義の崩壊と戦争情勢下で世界中で立ち上がる膨大な労働者階級の決起した一人として捉え、このことに確信をもって機関紙「スクラム」で暴露した途端、こちらの予想をはるかに超えた職場の怒りが沸き起こりました。
「私もパワハラを受けてきた」「パワハラ管理職こそ解雇されるべきだ」という声が次々寄せられたのです。「一言メッセージボード」には40人以上が次々書き込んでくれました。
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その声を「スクラム」に掲載し、「団交に集まろう」と返していくことで、職場にあふれていたパワハラへの怒りが、労働組合の団結へと組織されていったのです。

 12月17日の団体交渉には、団交にも組合にも無縁だった労働者が複数の職場から「解雇は殺人だ」などのボードを持って参加してくれました。こうした職場の怒りが資本を追いつめ、ついに事務長は「履歴書を汚すようなことになりかねない」と退職強要した事実を認めました。
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しかし、団交を経ても、解雇通知を撤回しなかった資本に対し、労働者の最大の武器であるストライキを12月22日に打ち抜きました。当該と委員長・副委員長の3人がストに突入し、医療福祉など東京の仲間が集まってくれました。
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そしてここに各部署の労働者が代わる代わる参加し、当該を激励してくれたのです。本当に感動的な職場からの合流でした。

このストのスローガンは、「パワハラ退職強要やめろ」「あたりまえの医療と介護ができる職場を取り戻そう」でした。1人の労働者の解雇への同情や支援ではなく、新自由主義が精神医療・高齢者介護の職場ですらパワハラをもたらしている現実をひっくり返そう!と訴えたのです。約40人での院内デモには、患者さんも「社会を変えよう」のコールに一緒に手をあげるという、患者・利用者、地域からも支持された闘いになりました。
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これらすべての闘いに追い詰められた資本は、ついに12月29日の団交で解雇通知を撤回せざるを得なくなったのです。新自由主義と闘う労組交流センターの団結の力です。本当にありがとうございました。

仕事始めの日、「本当に勝ったんだね。よくやってくれた!」と涙ぐんで駆け寄る労働者、「労働組合ってすごい」「ストにあんなに駆けつけてくれるんだね」と労働組合の力を語る労働者。一方で「事務長が謝って済むことじゃない」「パワハラの責任はどう取るのか」と、直ちに新たな闘いを求める声もあり、また一歩飛躍が求められている状況です。

一陽会労働組合発足から12年。これまで、歯を食いしばって耕してきた土壌に、沢山の芽が出て育とうとしているかのようです。
今回実感したことは、昨年の11・7全国労働者集会(日比谷野音)で動労千葉の関委員長が訴えていた「労働組合を資本と闘うための武器として位置づけ直すこと」「時代認識を明確にすること」「労働者が社会の主人公であることへの誇りを団結と闘いの土台に置くこと」「労働者に国境はないこと」「反戦闘争を労働組合の本質的課題として位置づけること」の労働組合の刷新の5つの訴えの意義です。 


今回の闘争には、2度の団体交渉とストライキなどに、高齢のOB組合員が何度も駆けつけてくれ、「自分も解雇を撤回させた。その時の事務次長はすぐ異動した」などと発言してくれました。それがどれだけ当該を激励し、資本を震え上がらせたことでしょうか。これが労働組合の本来の力です。
時代認識を明確にし、団結して闘えば、新自由主義攻撃は打ち破れます。それはどの職場、どの労働組合でもできると思います。

一陽会労働組合は、パワハラに怒る労働者と共に職場全体に責任を取り、多数派労働組合へと飛躍する決意です。2022年、階級的労働運動を全国で作り出しましょう。
(一陽会労働組合 執行委員長 坪井静)

都立病院独法化反対の取り組み記事(朝日新聞)

独法化議案が可決 都民に不安の声も
都立・公社病院の独法化のための「定款」採択反対の都議会行動は、9月28日の開会日から10月13日の本会議まで2週間に渡って行われました。
10月17日の朝日新聞(都内版)では、「都立病院や公社病院の独法化議案が可決 都民に不安の声も」との見出しで批判的トーンの報道が出され、「都立病院つぶすな署名アクション」の仲間の取り組みも報道されました。練馬の介護施設で働く泉陽会労働組合・新井委員長のコメントが紹介されています。
ネット版では、本会議採決に反対する行動も紹介されています。
医療従事者からは不安の声が上がっている。都内の医療従事者などが呼びかけ人となった「都立病院をつぶすな!署名アクション」有志のメンバー約20人は10月13日、本会議に合わせて都庁前で抗議活動をした。「都立病院を守れ」「公的医療を守れ」などと訴えた。
都内の特別養護老人ホームで看護師として働く新井佳世子さん(47)は、新型コロナの対応で都立病院が多くの患者を受け入れてきたとし、「感染症は人手が必要。採算を考えずに必要な人に医療を提供できるのが都立病院の魅力。(独法化で)金にならない人が切り捨てられるのではないか」と話した。

闘いはこれからです。10.23「民営化は悪だ」「都立病院つぶすな」集会に集まりましょう。
以下、朝日新聞記事の全文です。

都立病院や公社病院の独法化議案が可決 都民に不安の声も(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASPBJ77KSPBHUTIL061.html


 東京都立病院と公社病院を独立行政法人に移行するための議案が今月、都議会で可決された。独法化は、「病院の収支を改善することで持続的に医療が提供できる」として都側が打ち出し、都議会で論戦が続いてきた経緯がある。都は2022年7月の移行を目指すが、都民の間には「新型コロナウイルス対応など、採算の取れない医療が切り捨てられるのでは」と、不安の声も広がっている。

     ◇

 独法化の対象となっているのは、八つの都立病院と六つの公社病院とがん検診センター。独法化されると都が設立する「東京都立病院機構」が運営主体となる。

 一般的に、都立・公社病院に求められる役割は、民間病院で不採算となりがちな「行政的医療」を担うこととされる。救急、災害、感染症や精神科、周産期医療などが挙げられる。

 20年春から続くコロナ禍では、都内のコロナ患者入院用の病床6651床のうち、都立・公社病院で約2千床を確保。8月下旬に重症者がピークを迎えた際には、3割近くの患者を受け入れ、公的な医療機関としての役割が改めて注目された。

 ただ、行政的医療を担うが故に、採算面では苦しい状況が続いてきた。都立・公社病院全体でみると、会計は16年度から赤字が続き、20年度は一般会計から361億円を繰り入れた。赤字経営が常態化する中、識者や公認会計士などで作る「都立病院経営委員会」は18年、持続的に医療を提供していくため、「経営基盤の強化が必要」とする報告書を提出。「運営上の判断を実行に移すまでには、地方自治体としての手続きが求められるため、医療ニーズに即応することができない」などして、独法化の検討を都に促した。

 これらの提案を踏まえ、小池百合子知事は19年12月、独法化の方針を表明。今年9月の都議会定例会では、時期として22年7月に都立病院機構を設立する計画を明らかにした。機構を設立するには今後、総務省の認可を得るほか、病院の方針を定める中期目標を都議会に諮ったり、都立病院を廃止する条例を都議会で可決させたりする必要があるという。

     ◇

 実現に向けて動き出した独法化だが、懸案は残る。

 独法化の利点として、都が主張するのが「医薬品などを一括購入できるスケールメリット」、病院運営の実情にあった給与制度などだ。ただ、どの程度の経費が削減できるかの試算はしているとするが、その額を公表する予定はないという。都は「独法化によって行政的医療が削られるわけではない」と説明。機構の運営資金は都が100%出資し、独法化後も一般会計からの繰り入れも継続する方針を表明している。

 都の方針に、都議会では疑問や批判の声があがる。定例会最終日の今月13日の本会議では、「経営効率が求められ、不採算でも都民のための必要な行政的医療が後退する」(共産党)、「独法化を契機に貴重な医療従事者が流出してしまう可能性を否定できない」(立憲民主党)と反対の声も出たが、厚生委員会の報告の通り、可決された。

 医療従事者からは不安の声が上がっている。都内の医療従事者などが呼びかけ人となった「都立病院をつぶすな!署名アクション」有志のメンバー約20人は10月13日、本会議に合わせて都庁前で抗議活動をした。「都立病院を守れ」「公的医療を守れ」などと訴えた。都内の特別養護老人ホームで看護師として働く新井佳世子さん(47)は、新型コロナの対応で都立病院が多くの患者を受け入れてきたとし、「感染症は人手が必要。採算を考えずに必要な人に医療を提供できるのが都立病院の魅力。(独法化で)金にならない人が切り捨てられるのではないか」と話した。(関口佳代子)

検証!コロナ禍での東京オリンピック~「日本の医療崩壊をくい止める」9・4本田宏さん講演集会

都立病院なくすな本田宏講演集会チラシおもて

★チラシPDFはこちら


都立病院をなくすな!9・4講演集会

検証!コロナ禍での東京オリンピック
「日本の医療崩壊をくい止める」

講演:本田宏 医師

日時 9月4日(土)
午後1時半 開会(1時開場)
1時15分~ビデオ上映 
「東京五輪は中止!都立病院なくすな これまでの取組み」

報告:「コロナ禍での医療介護現場の安全ー練馬での取り組み」

場所 練馬駅前「Coconeri」(ココネリ)
(練馬駅北口より徒歩1分)
 3F 研修室1

資料代 500円
★マスクの着用など、感染対策にご協力ください。
★新型コロナの感染状況により、オンライン(ZOOM)での開催となる場合があります。
当サイトでご確認ください。また下記にお問い合わせください。

主催:都立病院をなくすな9・4集会実行委員会
呼びかけ/コロナ禍における医療介護福祉の安全を考える練馬の会
練馬区大泉町2-17-1陽和病院内 一陽会労働組合気付
電話:03-6914-0487 FAX :03-5933-2347
メール:tokyohokubu-coronaanzennerima@yahoo.co.jp


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【本田宏さんプロフィール】
1954年、福島県郡山市生まれ。医師(外科医)。NPO法人医療制度研究会副理事長。前埼玉県済生会栗橋病院院長補佐。
1979年弘前大卒後、同大学第1外科。東京女子医科大学腎臓病総合医療センター外科を経て、1989年済生会栗橋病院(埼玉県)外科部長、2001年同院副院長。
2015年に退職し、講演や論分執筆、SNS投稿等による情報発信と市民活動への参加を通して、医療現場での経験から長年、医師不足や医療費抑制の問題を訴えてきた。著書多数。


都立病院なくすな本田宏講演集会チラシ裏

★チラシPDFはこちら

コロナ感染以前からの医療崩壊に警鐘を鳴らしてきたー
「噂の東京マガジン」本田宏登場
東京五輪開催の中で、コロナ感染の「第5波」が拡大しています。
本田宏医師は「新型コロナ以前から崩壊寸前」だと、日本の医療の根本的な問題を指摘してきました。
本田さんのお話を受けて、みんなで討論しましょう。お気軽にご参加ください。

9月都議会に、都立病院の民営化(独立行政法人化)条例案が出る!?
小池都知事は、コロナ感染拡大下の昨年3月に都立8病院・公社6病院を独立行政法人化す
る方針を決定しました。
そして、この9月には独法化条例案を都議会に提出・採択しようとしています。
 都立病院は、感染症や災害時救急・周産期医療など、儲けとは関係なく必要な医療を担って
きました。独法化(民営化)で、今でも危機に瀕している医療体制が崩壊することは必至です。
 また、菅政権は病床を削減した病院に消費税を使って補助金を支払うという医療法改悪を成
立させています。
「命よりもカネ」の新自由主義をこれ以上続けていいのでしょうか?

練馬の医療介護現場における安全の取り組み
私たち「コロナ禍における医療介護福祉の安全を考える練馬の会」は、昨年5月に結成。練馬区に対して介護事業所(訪問・施設)の新型コロナ対策要望書を提出し、区の高齢施策担当部・介護保険課との話し合いを2度にわたって行ってきました。
介護事業所のアンケートなども実施しています。今回の講演会で、取組みの報告をします。
医療介護労働者と区民が手をつないで安全を守りましょう。

練馬区教委に「子どもの五輪観戦中止」要請と学校訪問

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東京労組交流センターの学校向けビラ

私たち「ストップ改憲! ねりま懇談会」は6月23日、練馬区教委に対して「子どもの五輪観戦中止」を求める要請行動を行いました。
教育指導課との数十分におよぶ面談・要請の中で、参加者5名が口々に「学校連携観戦」の計画中止を熱く訴えました。

①集団での移動と観戦はコロナ感染のリスクが余りにも高く無謀であること。
②真夏・炎天下での集団による移動と五観戦は熱中症の危険も学童にとって極めて大きいこと。
③コロナ禍でのオリンピック強行と子供の観戦強制は、戦前の国威発揚・学徒動員への道と全く同じであること。

 等々をそれぞれ指摘し、観戦中止を強く求めました。

要請行動に参加はできなかったが会員の中には小学生の子供2人を育てている母親がいることも伝え、そうした保護者が集団コロナ感染をリアルに心配しており、一刻も早く「観戦中止」の決定を行うべきだと通告しました。また、要請行動前日の22日に目黒区教委が計画中止を決定したホットなニュースを受けて、練馬区教委は目黒に続くべきだと強調しました。

報道によれば神奈川、千葉、埼玉3県で17万枚の観戦チケットがキャンセルされ、とりわけ埼玉では7割キャンセルと伝えられています。東京でも、目黒区、文京区、武蔵野市、更に板橋区、足立区、三鷹市などで中止。世田谷区では区長が「現状での実施は困難」と定例会で表明。しかし練馬区は未だ「検討中」のまま7月に突入です。

 私たちは、観戦中止要請の取組みを学校現場に伝え、共に連帯して声をあげるべく区内の小中学校の労組訪問も始めています。
A中学での労組員教師は「練馬区教委はいつも率先して動かない。板橋が中止決定したのなら新たな動きが出てくるかも知れない」と喜び、生徒の観戦中止を共に目指すことを確認し合いました。
B中学では古参の分会長と話が出来て、練馬区教組が観戦中止の決議をあげ各学校長交渉も行っていると話してくれました。
C小学校では組合員がいることは掴めましたがプール清掃のあと会議があるとかで会えず、
D小学校では今春赴任したばかりの事務職員との面談のみで「要望書」を手渡すのみでした。
しかし2、3名の組合員が、4校全てに存在していました。さらに学校訪問を続けたいと思います。

東京での聖火ランナー・セレモニー動員は当初の公道使用は中止となったものの、7月17日の練馬区内セレモニーの動向も見すえながら、私たちは「オリ・パラ」学徒動員阻止・五輪中止をかかげ、たたかい抜きましょう。
改憲・戦争阻止! 大行進:東京北部として、「ストップ改憲! ねりま懇談会」は、練馬地域で全力をつくします。

星野文昭さん獄死2周年絵画展in大泉学園を開催します

星野文昭絵画展2021オモテ

沖縄闘争を闘い、獄中44年を闘い抜いた
星野文昭さん獄死2周年絵画展 

とき
5月26日(水)~29日(土)

26日(水)11:00~21:00
27日(木)・28(金)9:00~21:00
29日(土)9:00~17:00

ところ 練馬区立勤労福祉会館 1階展示スペース

大泉学園南口下車・徒歩3分(練馬区東大泉5-40-36)

入場無料

〇DVD「星野文昭獄中44年の闘い」/「韓国・テグ訪問記録」随時上映


主催 東京北部・星野文昭絵画展実行委員会

連絡先 無実の星野文昭さんを取り戻そう!北部の会
豊島区西池袋5-13-10-603 
℡080-1003-0058(藤ノ木)

星野文昭絵画展2021裏

「人間が人間らしく生きられる社会を」
――星野文昭さんが描いた世界

沖縄ゼネストと連帯した渋谷闘争
星野文昭さんは、1971年11月10日に沖縄で起こった米軍基地を固定化させる沖縄返還協定のペテンに対する基地労働者を先頭にしたゼネストに連帯し、4日後の11月14日の渋谷闘争の先頭で立ち上がりました。その中で機動隊員1名が死亡。高崎経済大学学生としてデモ隊のリーダーだった星野さんは、「殺人罪」でデッチあげ逮捕され、44 年にわたって不当な獄中生活を強いられてきました。
 星野さんの闘いは、基地のない島を求める現在の沖縄の人々の闘いとつながっています。

獄死の責任を問う国賠訴訟をたたかいます
 星野さんは2018 年8月、収監されてきた徳島刑務所で腹痛を訴えて倒れ、家族や弁護団が獄外での治療を求めました。しかし徳島刑務所は医療無視を続け、肝臓の6割をがん細胞が占めるまで放置、エコー検査の結果も隠し続けました。星野さんは19年4月に突如東日本矯正医療センター(昭島市)に移監され、緊急手術を受けました。
 手術後星野さんは、腹腔内出血が原因でショック状態に陥りました。ところが医療センターは一晩放置。その結果、2日後の5月30日に星野さんは命を落としました。
 お連れ合いの暁子さんとご兄弟が、獄死の責任を追及する国家賠償請求訴訟に踏み切り、第6 回目の裁判を予定しています。星野さんの遺志を引き継ぐ闘いです。
 「人間が人間らしく生きられる社会を」。星野さんは獄中から無実を訴えると共に沖縄や福島、パレスチナ等を題材にした絵画を発表し、熱いメッセージを送り続けてきました。星野さんが遺した絵を観て、彼の人間性と社会変革にかけた思いを知っていただきたいと思います。

星野文昭さんの無実は明らか。再審勝利を
 2019年7月26日の星野文昭さん追悼集会で、武蔵大学教授の永田浩三さんが追悼の言葉を述べられました(抜粋)。
 私が勤務する武蔵大学前のギャラリーで何度か絵画展をお手伝いさせていただきました。
 武蔵大学名誉教授の星野誉夫さん(文昭さん従兄)とは大学が同じですから、そこで初めてお話を聞き、そのご縁で再審の証拠として使っていただく映像作りに関わりました。
 私の前の職場はNHKです。現場とされているNHKの西門、梅澤米店のあたりは私の勝手知ったる場所です。11 月の3時過ぎあたりに、NHKの坂を車が降りる時、何度も車のフロントガラスに明かりが当たって、まぶしかったことを体験として記憶しています。
 星野さんは核抜き本土並みがいかに欺瞞に満ちたウソで固めたものであったかという事を先駆的に訴えたと思います。


星野文昭さん プロフィール
1946.4.27  札幌市で生まれる
1966.4月  高崎経済大学に入学
       不正入試阻止闘争に参加
1971.11.14  沖縄返還協定批准阻止闘争に参加(機動隊員1名死亡)
1975.8.6   デッチあげ「殺人罪」不当逮捕
1986.9.17  暁子さんと獄中結婚
1987.7.17  最高裁で無期懲役確定
2009.11.27  第2次再審請求書提出
2013.9.8   『獄壁を超えた愛と革命-星野文昭・暁子の闘い』発刊
2017.7 月  服役30 年に
      「仮釈放」を四国更生保護委員会に計15 回申入れ
2019.3.25  更生保護委員会、不許可決定
2019.4.18    昭島市の東日本成人矯正医療センターに突如移監
      検査で肝臓の腫瘍が明らかに
2019.5.28  肝臓ガン切除手術
      翌朝容体が悪化。2日間に及ぶ生きるための闘いを続ける
2019.5.30  午後9時44分逝去。享年73歳

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私たちの紹介
「改憲・戦争阻止!大行進」運動(呼びかけ:西川重則(とめよう戦争への道!百万人署名運動事務局長)、花輪不二男(世田谷地区労顧問)、森川文人さん(憲法と人権の日弁連をめざす会)、動労千葉・関西生コン支部・港合同などの労働組合)の呼びかけに応え、東京北部地域(練馬区/板橋区/豊島区/文京区/北区)での実行委員会を結成し、活動しています。

◎呼びかけ人 五條敦(とめよう戦争への道!百万人署名運動・東京北部連絡会代表:板橋区)/岡田英顯(「君が代」被処分者:北区)/高橋浩(東京一般労組東京音楽大学分会長:豊島区)/一陽会労働組合(練馬区)/一般合同労働組合東京北部ユニオン(豊島区)/NAZENいけぶくろ(豊島区)/無実の星野文昭さんを取り戻そう!東京北部の会(板橋区)

◎連絡先
住所:〒171-0021東京都豊島区西池袋5-13-10-603 東京北部ユニオン気付  
TEL:03-6914-0487 
メール:tokyohokubu-daikoushin@yahoo.co.jp

◎地域運動体→
 改憲・戦争阻止!大行進 板橋区実行委員会
つながろう!北区憲法トークCafe
 STOP!改憲ねりま懇談会
 NAZENいけぶくろ など
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