地域での取り組み

「Jアラート全国一斉情報伝達訓練」参加中止を申し入れました……その後、アッと驚く展開に!

Jアラート申入れ201908
今年度第2回目となる「Jアラート全国一斉情報伝達訓練」を翌日に控えた8月27日(火)、練馬区、北区、板橋区に対して、同訓練への参加中止を要請する行動を行いました。
以下、それぞれの行動に参加された方からの報告です。

【練馬区】
いつも通り午前10時に区役所ロビーに集合。集まった3人で、①教育委員会、②区長、③区職労の順序で、それぞれに対する要請文書をたずさえて訪問しました。
①では教育総務課・庶務係の係長+1名が対応、②では危機管理室防災計画課・防災施設係の係長+1名が対応し、それぞれ約20分のやり取りとなりました。
双方に対して私たちは、申入れ文書に基づき、この全国一斉訓練が「朝鮮半島の軍事的緊張を激化させる」ことを指摘し、「自治体は日本国憲法にのっとって」これを拒否すべきだと訴え要請しました。
対応したのは、②では従来の係長で従来と同じような受け答えに終始し、①の教育委員会では沖縄出身だという新任の女性係長との間で改憲・戦争情勢を巡り新鮮でエキサイティングなやり取りとなりました。ここでは、興味津々の要請行動と言えるものになりました。
なお余談ですが、教育委員会での本題のやり取り終了後、別件で広島の教育現場で問題化されている文科省の『放射線副読本』について、練馬区ではどのような取り扱いになっているか尋ねたところ、担当は「教育指導課」だと分かり、翌日、担当部署に電話取材したところ①当の副読本は区教委を介さず各学校に配布されていること、②練馬区教委あてには学校現場・保護者・一般区民からの副読本に対する異論や疑念などの声は一件も寄せられてはいないとの回答でした。

【北区】
参加者は2名、概ねこれまでと変わらない内容でした。
・区長あてー危機管理室、応対1名
申入れ文書を読み上げて幾つかやりとりする。国からの指示で発信された無線をそのまま流すのみだが、毎日の音楽を流すのと異なる、特に教育委員会などへの訓練指示はしていないとのこと。
「北朝鮮の恐怖をあおり戦争につながることなので、国の指示でもきちんと審議して中止してほしい」と言っても返答はなし。
・教育委員会あてー教育政策課、応対1名
訓練内容を尋ねたら、各学校へ一任している。マニュアルのとおりの対応をするだろうとのこと。
・労組ー事務の人に申入れ文書を渡した。

【板橋区】
参加者3名、こちらもこれまでと変わらない内容でした。
・区長あてー防災危機管理課、応対2名(写真参照)
国から発信された信号を受信して区内に流す訓練であり、毎日音楽を流している「夕焼けチャイム」とは目的、内容が異なるとのこと。それなら国からの受信だけ確認すればいいのではと問うと、明確な回答はなかった。また、他にもこういう申入れはあるかと聞いたところ、いくつかの団体から私たちと同趣旨の意見をもらっているとのことだった。
 
・教育委員会あてー教育総務課、応対1名
学校に防災訓練などの実施を指示することはしていないとのこと。また、代表者の氏名が明記され押印された文書を出してくれれば、文書で回答できるとのことだった。
・労組ー事務の人に申入れ文書を渡した。

今回、区長あてに提出した文書は、以下のとおりです(文面は各区共通です)。

「Jアラート全国一斉情報伝達訓練」への参加を中止してください
国(内閣官房、消防庁)は、明日8月28日、全市区町村で「全国瞬時警報システム(Jアラート)を使用した全国一斉情報伝達訓練」を実施するとしており、貴区においても準備が進められていると思います。今年度はすでに5月15日に行われており、12月4日と2月19日にも予定されています。
また、これとは別に、(後述のように昨年6月10日を最後に停止されていますが)全国各地で弾道ミサイル攻撃に備えるとの名目で「避難訓練」が行われており、昨年1月22日には文京区で都内初の訓練が実施されました。
私たちは、国が主導するこのような訓練に反対します。貴区には、8月28日の「Jアラート全国一斉情報伝達訓練」に参加しないことを要請します。
以下、その理由を述べます。
① これらの訓練は、事実上安倍政権の北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)への圧力の一環として行われており、その実施自体が、いたずらに北朝鮮との対立をあおり、朝鮮半島の軍事的緊張を激化させるものです。
国は緊張を緩和して戦争を起こさせないための方策を追求し実践すべきあり、自治体は日本国憲法にのっとって安倍政権のこうした行為を拒否すべきです。
② このところ、朝鮮半島の情勢は大きく変化しています。昨年6月12日には米朝首脳会談が開催され、北朝鮮は「朝鮮半島の完全な非核化」に取り組むと表明しました。今年2月27日からは「決裂」したとは言え2度目の米朝首脳会談が行われ、大阪で開催されたG20の直後、6月30日には板門店で「電撃的」な米朝首脳会談が実現しています。この間、北朝鮮は中長距離弾道ミサイルの発射実験を行っておらず、核実験も一昨年9月3日の実施が最後となっています。
この情勢を踏まえ、政府は昨年6月10日に群馬県渋川市、福岡県春日市で行われた「弾道ミサイル避難訓練」以後、同訓練を実施しておらず、6月29日には、香川県琴平町で予定されていた訓練を見合わせるとともに、北朝鮮の弾道ミサイル発射に備えた自衛隊の警戒態勢を緩和しました。
また、北朝鮮は今年5月に2回、7月下旬から7回に及び日本海に向けて「飛翔体」を発射していますが、政府は「日本の安全保障には影響を与えない」としています。7月25日の発射後にゴルフ場で報告を受けた夏休み中の安倍首相はプレーを中断せず、その後28日まで山梨県の別荘で静養を続けました。そもそも、首相は金正恩委員長と「条件を付けずに向き合う」と言明しているのです。
こうした状況の中、国が「Jアラートを使用した全国一斉情報伝達訓練」を強行する道理はまったくありません。そして、自治体は漫然としてそれに追随してはなりません。
③ Jアラートの定期的な試験・点検が必要であるとしても、それを今回予定されているような形で実施する必要はありません。
貴区では、毎夕音楽とともに子どもたちに帰宅を呼びかける防災行政無線の放送を流して機器の点検を行っており、それで十分であるはずです。
私たちは戦争の歴史を絶対に繰り返してはいけないという立場から、貴区が「Jアラートを使用した全国一斉情報伝達訓練」に参加しないことを強く要請します。
日本国憲法に規定されている「地方自治の本旨」に基づき、貴区として、この訓練の是非について真摯に検討してください。そして、私たちの要請に応じてください。よろしくお願いします。

その後、8月30日になって、申入れ行動に参加された方から、28日の「Jアラート全国一斉情報伝達訓練」が中止されたようだという連絡がありました。そう言えば、いつもなら少しうるさく感じるほどのスピーカーからのアナウンスに気づかなかったなと思って調べてみると、訓練を所管する消防庁から以下の文書が公表されていました。
 Jアラート中止201908

これでは何のことかわかりませんが、2019年8月28日付の『産経ニュース』に、以下の記事がありました。

Jアラート一斉伝達試験を全国で中止 九州北部大雨受け

佐賀、福岡、長崎各県の広い範囲に大雨特別警報が出たことなどを受け、総務省消防庁は28日午前11時から予定していた、ミサイル発射や災害情報を国から自治体に伝える全国瞬時警報システム(Jアラート)の一斉伝達試験を全国で中止した。
内閣官房が午前11時にテスト電文を配信し、各自治体はJアラートのシステムに接続した防災行政無線や登録メールを通じて住民に緊急情報を伝達する予定だった。本年度は四半期ごとに計4回で、今回が2回目の予定だった。次回は12月に実施する。


要するに、北九州各地に大雨特別警報が出ているからJアラートの訓練を取りやめたということのようです。まったく予想だにしない展開でした。

国の説明によれば、Jアラートは国民保護に関する情報(弾道ミサイルの発射情報はこれに含まれます)や緊急地震速報、津波情報などの緊急情報を瞬時に伝達することを目的としています。そうだとすれば、一部の地域に大雨特別警報が出されていることは訓練中止の理由にはならないでしょう。大雨に見舞われているときにはミサイルは発射されず、地震や津波は発生しないのか? そんなことはあり得ません。国の立場で考えれば、今回はJアラートがどんな条件下でも支障なく機能するか否かを確認できる絶好の機会だったのではないでしょうか。

消防庁のウェブサイトで確認できる限り、国がJアラートの全国一斉訓練を初めて実施したのは2012年9月12日で、その後13年9月11日、14年11月28日、15年11月25日、16年11月29日、17年11月14日と年1回のペースで行われていました。そのほか16年2月5日には「北朝鮮が『人工衛星』と称する弾道ミサイルを2月8日から25日までの期間に発射すると通告していることを踏まえ」た訓練が沖縄県の全市町村で実施され、17年8月18日には中国・四国地方の9県と202市町村に限っての訓練が行われました。ところが18年に入ると従前とは異なる時期、3月14日に実施され、5月16日から4半期ごと、年4回の訓練が始まって今日に至っています。

つまり、基本的に年1回だったJアラートの全国一斉訓練の頻度が4回にまで高まったのは安倍首相が北朝鮮の脅威を「国難」とまで言い募って解散・総選挙に打って出た17年秋以後のことであり、この間の経緯は、Jアラートの全国訓練はもし必要であるとしても年1回行えば十分で、それ以上の実施は政治的な思惑によるものでしかないことを表しています。今回の訓練中止も、豪雨に見舞われた地域などから、なぜこんな大変なときにはた迷惑な訓練を強行するのかといった苦情、抗議が巻き起こることを危惧してのことだったのかもしれません。

私たちは、これからも「Jアラート全国一斉情報伝達訓練」に反対する行動を断固として継続していきたいと思います。

9月6日(金)~8日(日)星野文昭さん追悼絵画展をギャラリー古藤で開催します

星野文昭絵画展2019チラシオモテ
沖縄闘争を闘い、無実で獄中44年
星野文昭さん追悼絵画展 

とき
9月6日(金)~8日(日)

6日(金)12:00~19:00
7日(土)10:00~19:00
8日(日)10:00~18:00

ところ 
ギャラリー古藤

武蔵大学前(練馬区栄町9-10)

入場無料

〇DVD「星野文昭獄中44年の闘い」「韓国・テグ訪問記録」随時上映

追悼企画
○6日(金)有志によるミニシャンソンライブ
14時〜15時

○8日(日)丸尾めぐみさん(シンガーソングライター)ライブ
「ソリダリティ」「あの坂を登って」など
17時〜18時

主催 東京北部・星野文昭絵画展実行委員会
連絡先 無実の星野文昭さんを取り戻そう!北部の会
豊島区西池袋5-13-10-603 
℡080-1003-0058(藤ノ木)

星野文昭絵画展2019チラシ裏
「人間が人間らしく生きられる社会を」
――星野文昭さんが描いた世界

沖縄ゼネストと連帯した渋谷闘争
星野文昭さんは、1971年11月10日に沖縄で起こった米軍基地を固定化させる沖縄返還協定のペテンに対する基地労働者を先頭にしたゼネストに連帯し、4日後の11月14日の渋谷闘争の先頭で立ち上がりました。その中で機動隊員1名が死亡。高崎経済大学学生としてデモ隊のリーダーだった星野さんは、「殺人罪」でデッチあげ逮捕され、44 年にわたって不当な獄中生活を強いられてきました。
 星野さんの闘いは、基地のない島を求める現在の沖縄の人々の闘いとつながっています。

生涯をかけて戦争反対の先頭に
 「人間が人間らしく生きられる社会を」。星野さんは獄中から無実を訴えるとともに沖縄や福島、パレスチナなどを題材にした絵画作品を発表し、熱いメッセージを送り続けてきました。
 星野さんは昨年8月、収監されてきた徳島刑務所で腹痛を訴えて倒れ、家族や弁護団が原因究明と獄外での治療を求めました。しかし徳島刑務所は医療無視を続け、肝臓の6割をがん細胞が占めるまで放置、エコー検査の結果も隠し続けました。星野さんは移送先の東日本矯正医療センター(昭島市)で緊急手術を受けましたが、翌朝容体が悪化、2日後の5月30日夜に逝去されました。
 生きて星野さんを取り戻す願いはかないませんでした。しかし、お連れ合いの暁子さんとご兄弟が遺志を継ぎ再審請求を続け、国家賠償請求訴訟に踏み切ります。
 星野さんの生涯は、今の社会のあり方を問い続けています。彼が遺した絵画を見て、星野さんの人間性と社会変革にかけた思いを知っていただきたいと思います。

星野文昭さんの無実は明らか。再審勝利を
 7月26日の星野文昭さん追悼集会で、武蔵大学教授の永田浩三さんが追悼の言葉を述べられました(抜粋)。
 私が勤務する武蔵大学前のギャラリーで何度か絵画展をお手伝いさせていただきました。
 武蔵大学名誉教授の星野誉夫さん(文昭さん従兄)とは大学が同じですから、そこで初めてお話を聞き、そのご縁で再審の証拠として使っていただく映像作りに関わりました。
 私の前の職場はNHKです。現場とされているNHKの西門、梅澤米店のあたりは私の勝手知ったる場所です。11 月の3時過ぎあたりに、NHKの坂を車が降りる時、何度も車のフロントガラスに明かりが当たって、まぶしかったことを体験として記憶しています。
 星野さんは核抜き本土並みがいかに欺瞞に満ちたウソで固めたものであったかという事を先駆的に訴えたと思います。


星野文昭さん プロフィール
1946.4.27  札幌市で生まれる
1966.4月  高崎経済大学に入学
       不正入試阻止闘争に参加
1971.11.14  沖縄返還協定批准阻止闘争に参加(機動隊員1名死亡)
1975.8.6   デッチあげ「殺人罪」不当逮捕
1986.9.17  暁子さんと獄中結婚
1987.7.17  最高裁で無期懲役確定
2009.11.27  第2次再審請求書提出
2013.9.8   『獄壁を超えた愛と革命-星野文昭・暁子の闘い』発刊
2017.7 月  服役30 年に
      「仮釈放」を四国更生保護委員会に計15 回申入れ
2019.3.25  更生保護委員会、不許可決定
2019.4.18    昭島市の東日本成人矯正医療センターに突如移監
      検査で肝臓の腫瘍が明らかに
2019.5.28  肝臓ガン切除手術
      翌朝容体が悪化。2日間に及ぶ生きるための闘いを続ける
2019.5.30  午後9時44分逝去。享年73歳


8・29改憲阻止大行進北部集会(練馬駅前「ココネリ」)ー「安保法制下の自衛隊ー踏み越える専守防衛」半田滋記者講演

改憲・戦争阻止大行進北部1周年集会チラシおもて


 8・29「改憲・戦争阻止!大行進」東京北部実行委員会1周年集会

記念講演 「安保法制下の自衛隊ー踏み越える専守防衛」

半田滋さん(東京新聞論説兼編集委員)

8月29日(木)
練馬駅前「Coconeri」(ココネリ)
3F 研修室1


資料代500円

18時半~ 沖縄・広島行動報告など上映
19時~ 開会&半田滋さん記念講演

*「臨時国会での改憲発議をゆるさない」
五條敦さん とめよう戦争への道!百万人署名運動東京北部連絡会代表

*「教え子を再び戦場に送らない」
田中聡史さん
(「君が代」不起立被処分者/石神井特別支援学校教員)

*地域から、職場からのアピール

20時半~ 会場にて交流会

半田滋さん画像
半田滋さん
1955年生まれ。下野新聞社を経て、91年に中日新聞入社。92年より防衛庁・自衛隊の取材を担当する。『日本は戦争をするのかー集団的自衛権と自衛隊 』『「戦地」派遣―変わる自衛隊』(いずれも岩波新書)など著書多数。

改憲・戦争阻止大行進北部1周年集会チラシ裏
裏面チラシPDFはこちら

憲法トークカフェで「なぜ!? メーデーに天皇代替わり」白熱討論

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4月23日、北区内で「憲法トークカフェ」第4弾が行われました。
今回は、「なぜ!?メーデーに天皇代替わり」と題して、直近に迫った5・1新天皇即位を題材にして論議、白熱した討論が行われました。

冒頭 、「統一地方選と安倍の改憲プラン」と題して五條敦さん(とめよう戦争への道!百万人署名運動 東京北部連絡会代表)から、2日前の統一地方選後半戦を総括し、「自民党の下村改憲推進本部長は『統一地方選で候補者は改憲について語るように』と指示したが空振りに終わった」。
そして「憲法審査会の開催に向けた協議が始まると思われた折に、萩生田自民党幹事長代行が『ご譲位が終わって新しい時代になったら、少しワイルドな憲法審査を進めていかないといけない』と暴言。これで今国会での改憲発議の可能性はほとんどゼロになった」
「ただし、今回の統一地方選、衆院補選の結果を見ると、参院選(ないし衆参ダブル選)で改憲勢力が3分の2以上の議席を確保し、『ワイルド』な攻勢に出てくる可能性はけっして小さくはない。油断は禁物です」と安倍の改憲プランをめぐる状況をリポートされました。

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社会評論家の柏木俊秋さんは、雑誌『序局』20号に執筆した「天皇代替わり断罪の論理」を元に、天皇代替わりへの一連の儀式が改憲をするための極めて政治的なものであることを明らかにしました。
「平成流象徴天皇制」と言われたものが、昭和天皇の戦争責任問題からなんとかすりぬけるために「慰霊」「寄り添い」をしてきたが、実際には政府批判にも当たらない類の発言を繰り返すだけで、それによって時の政権の悪政や暴挙を容認しお墨付きを与えるものになっているとの指摘は非常に鋭いものがありました。「護憲リベラル」勢力の中に天皇明仁の発言を持ち上げ、安倍の改憲を止める防波堤のように描き出す人士が見受けられますが、決してそんなものではないと思いました。

天皇制は、「万世一系」などまともに考えれば誰も信じない荒唐無稽な虚構であり、その本質・実体は明治維新政府の樹立以降、西欧に比べて遅れた日本資本主義の急速な形成、殖産興業・軍備拡張ができる中央集権的国家形成のために新たに作り出された〈近代天皇制〉です。これらを柏木さんは丁寧に解き明かしてくれました。

そして「天皇代替わりキャンペーンと対決し、労働組合と改憲阻止大行進運動を広げて、安倍の改憲を葬り去ろう」と締めくくりました。

論議では、「10連休なんていったって、非正規にとっては収入が入らずいいことなど何もない」「女性週刊誌を見ると皇室の間でもどろどろしている。女系天皇も認めない不自由な制度」「『令和』なんてなにがめでたいのか」など活発なやりとりになりました。「5月1日は労働者の団結の日。天皇制翼賛キャンペーンを打ち破ってデモに立ち上がろう」と呼びかけがあがりました。

天皇制をも使った安倍の改憲策動との攻防は続いています。
5月9日に行われた衆議院本会議で、ナルヒト天皇即位に対する「賀詞」が全会一致で議決されました。

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なんと、アキヒト天皇即位の際の「賀詞」(1990年11月6日)には反対した日本共産党も、今回は賛成しました。共同通信記事によれば、平成のときと対応が変わった理由について志位委員長は「当時は君主制の廃止を掲げていたが、2004年の綱領改定で考え方を変えた。今は天皇の条項も含め、現行憲法を順守する立場だ」天皇制に関し「存廃は国民の総意で解決されるべきだ。存廃が問題になった時は民主共和制を実現すべきだとの立場を取るが(廃止の)取り組みをやるわけではない」と述べたそうですが、天皇を崇め奉るのは憲法遵守どころか、憲法の主権在民に背反するのではないでしょうか!?

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一方、5月3日有明で行われた憲法集会には昨年を上回る65000人が集まり、「改憲反対!」の声があがりました。改憲阻止の正念場はまさにこれからです。
この集会で、武蔵大学教授の永田浩三さんが感動的なスピーチを行いました。なんとあの産経新聞で全文紹介されていたので、以下転載し、しめくくりとします。

元NHK・永田浩三氏「安倍君、憲法をいじるのはやめろ」(産経新聞5月3日)
憲法記念日の3日、東京都内で開かれた護憲派集会で、元NHKプロデューサーで武蔵大教授の永田浩三氏がマイクを握った。安倍晋三首相と同じ1954年生まれであることを明かした上で、「大事な憲法をいじるのはやめておとなしく身を引きなさい」などと強調した。発言の詳報は以下の通り。

 「皆さん、こんにちは。32年間、NHKでプロデューサー、ディレクターをしていました。今は大学の教員として若者とともにドキュメンタリーを作ったりしています。今日は、総理の仕事をしている安倍晋三君について話したいと思います。知らない人は、あの嘘つきといえば思い出されるかもしれません」
 「私と安倍君は同じ1954年生まれです。同じ学年には(共産党委員長の)志位和夫君、(元文部科学事務次官の)前川喜平君、ドイツの首相、メルケルさんがいます。安倍君は福島(第1)原発事故の後、すぐに原発をやめると決めたメルケルさんとは相性が良くないみたいですし、加計学園の獣医学部を作るのが、いかに無理筋だったかを証拠立てて語る前川君が苦手なようです。あと志位和夫君も苦手みたいです」
 「私たち1954年生まれは、皆、戦後民主主義教育の申し子です。日本国憲法の3つの柱、『国民主権』『基本的人権の尊重』『平和主義』がどれほど大事なのか、小学校や中学校でしっかり学んだんです。先生たちも熱心でした」
 「小学校4年生のとき、東京五輪がありました。オリンピックは参加することにこそ意義がある。日の丸が上がるかどうかは関係ない。優れた競技やすごい記録に拍手を送るんだ。アベベ、チャフラフスカ、ショランダー…。柔道(無差別級)で神永(昭夫)が(オランダの)ヘーシンクに負けたときも、ショックはなくて、ヘーシンクに私は拍手を送りました」
「『日本を、取り戻す。』『がんばれ! ニッポン!』。その旗を振る安倍君、少し了見が狭すぎませんか」
 「大学を卒業し、安倍君はサラリーマンを経て、政治家になり、私はNHKのディレクターになりました。ある時、思いがけない接点ができました。2001年のことです。私は、日本軍の慰安婦として被害に遭った女性たちを扱ったNHKの番組の編集長でした。一方、その時、安倍君は内閣官房副長官。君は放送の直前にNHK幹部たちにちょっかいを出し、番組が劇的に変わってしまいました。永田町でどんなやりとりがあったのか。その後、朝日新聞の取材で輪郭が明らかになっています」 「私は抵抗しましたが、敗れました。体験したことを世の中に語ることができず、孤立し、長い間、沈黙を続けました。悔しく、また恥ずかしいことです。あのとき君はそれなりの権力者でした。放送前に番組を変えさせるなんて、憲法21条の言論の自由、検閲の禁止を犯すことになり、そのことが世の中にさらされれば、君は今のような総理大臣になっていなかったことでしょう」
 「今、官邸記者会見で、東京新聞の望月衣塑子記者が菅(義偉)官房長官からさまざまな圧力を受け、質問が十分にできない中、それでも、われわれの知る権利の代行者であろうと必死で頑張っています。私には人ごととは思えません。でも、私と大きく違うのは、望月さん自身が勇気を出してSNSや集会で状況を発信し、市民とともに事態を共有することで、ジャーナリストを含めた連帯の輪が広がっていることです。市民とジャーナリストの連帯、メディアを市民の手に取り戻す。希望の光がわずかに見える思いです」
「安倍君の話に戻ります。君が以前アメリカを訪問したとき、キャロルキングの『You’ve Got a Friend』という曲が好きだと言いましたね。『どんなに苦しいときでも友達でいようよ』。僕も大好きですし、その感覚はわかります。でも、残念だけど、君とトランプ米大統領は友達なんかじゃない。欠陥だらけの高額な兵器を買わされるカモにされているだけです。君には戦争の中で傷ついた人、声を上げられない弱い人を思いやる気持ちが欠けています。君の『You’ve Got a Friend』は友達にえこひいきをし、国の仕組みを私物化することです。それは友情ではない!」
 「友情とはもっと気高く素晴らしいものです。君は実力以上に大事にされました。これ以上、何を望むことがあるでしょうか。同い年、同じ学年として忠告します。『これ以上、日本社会を壊すことはやめなさい! これ以上、沖縄をいじめるのはやめなさい! 大事な憲法をいじるのはやめておとなしく身を引きなさい!」
 「歴史から学ぶことが嫌いで、不得意の安倍君、戦争の道を断じて進んではなりません。30年前にベルリンの壁が壊れたとき、私は東欧各地の取材をしていました。そのとき、人々が何より大事だと考えたのは、言論の自由と連帯、そして多様性です。憲法21条に明記された言論・表現の自由、一方、放送法第1条には『放送は健全な民主主義に資すること』とあります。健全な民主主義というのは少数者の意見を大事にし、多様性を認め、不埒な政府の横暴にあらがい、連帯することです」
「今日は5月3日、32年前、朝日新聞阪神支局で小尻知博記者が銃弾に倒れました。言論の自由が脅かされる社会なんてあってはなりません。ここにお集まりの皆さんが思っておられるのは多分、こうだと思います。リセットすべきなのは、元号ではなく、今の政権なのだと」
 「『All governments  lie』 今の政権は嘘をつく、今の政権は嘘をついているのです。嘘にまみれた安倍政権こそ終わりにすべきです。心あるジャーナリストとの連帯で、安倍政権を今年中に終わりにさせましょう。ありがとうございました」

2.22改憲反対練馬集会、沖縄連帯と教育現場の闘い軸に

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2月22日、改憲・戦争阻止!大行進東京北部実行委員会は練馬区で集会を開催し、約40人が集まりました。

安倍政権による辺野古護岸への土砂投入との攻防が続く沖縄の映像上映を受けて、自治体の青年が「自治体での自衛隊募集強制は許せない」「二度と赤紙は配らない」と発言。星野さんを取り戻す北部の会が沖縄2紙に掲載されたばかりの「星野さんの解放を」の意見広告を掲げ「沖縄港湾労組のストと一体で県民投票勝利の力になる」と報告しました。

集会のメインは「君が代」不起立を闘う教育労働者・田中聡史さんのお話です。田中さんは87年沖縄国体を前にした卒業式での読谷高校生の「日の丸」引き下ろしに衝撃を受け問題式を持つようになったとご自身の原点を語りました。特別支援学校の卒業式「君が代」斉唱時に肢体不自由の生徒のケアが必要になったのに、副校長に「起立」姿勢のままの介助を強制されたという生々しい事例に、戦争教育への怒りの声が会場からあがりました。質疑応答で「地域からの支援を強めたい」と発言があり、元被処分者の方から広島教職員の百人声明の報告もありました。

百万人署名運動東京北部連絡会代表の五條敦さんからの「安倍の改憲策動は追い詰められている。更に運動を広げよう」との提起。
また毎月定例会を行なっている「ストップ改憲!練馬懇談会」がまとまって参加し、代表で発言した方は地元の駅で安倍倒せの「一人スタンディング」をして仲間が広がっていることを報告。
北区「憲法トークカフェ」の報告もありました。
22改憲反対練馬集会1


 職場からのアピールでは、パワハラに対して立ち上がり団交で勝利をかちとった女性労働者たちの報告が大きな拍手を集めました。「ビラまきはイヤだったけど、団交で会社のひどさを見て、まいてやろうと思った」「闘ってよかった」と清々しく語る青年の姿に、労働者の団結が戦争・改憲を止め社会を根本的に変えるとあらためて確信しました。
JR関連で働く青年は東京オリンピックを前に業務が多忙化し事故が起きている現実を生々しく語り、最後は練馬の一陽会労組から坪井委員長が「新賃金制度は強行されてしまったが、職場には人減らしと労働強化への怒りが渦巻いている。その結集軸になる」と春闘の取組みを決意表明しました。

東京音楽大学分会長の高橋さんがまとめを行い、3.1改憲・戦争阻止!大行進集会inすぎなみや3.11福島行動などの方針を提起しました。
交流会も大いに盛り上がりました。

 北部実行委員会結成から半年。練馬・板橋・北区など各区の地域と職場で仲間が拡大しています。天皇制とオリンピックをも使って改憲に突進する安倍政権を倒しましょう。

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