百万人署名運動ブログより転載

6月18日(金)午後6時30分から、首相官邸前・反原発金曜行動が始まりました。待ち望まれていた行動であったことを示すようにたくさんの人々がかけつけ、横断幕やのぼり旗、プラカードがひしめき合っていました。

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集会では、再開・反原発金曜行動呼びかけ人の鎌田慧さん(ルポライター)が最初にあいさつ。「コロナと原発の政府の論法は同じだ。何の根拠もなく『安心、安全』と言ってきた。原発のない社会をめざそう。放射能汚染物まみれの生活を脱していこう。今日、ここから再び『金曜行動』を始めていく。私たちの命、子どもたちの命を守るためにがんばろう。」と呼びかけました。
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続いて、やはり呼びかけ人の柳田真さん(たんぽぽ舎)から、昨年10月の反原連「活動休止」発表からこの日の再開までの経過の報告がありました。柳田さんは、「反原発を首相官邸前で叫ぶことが必要。トリチウム汚染水の海洋放出反対の声を毎月挙げていきたい。全国の反原発の声に応える形でもやっていきたい。」と熱い思いを語られました。
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続いて、呼びかけ人の落合恵子さん(作家)、神田香織さん(講談師)、古今亭菊千代さん(落語家)、佐高信さん(評論家)らがアピール。
落合恵子さんは、「いつまでやってんのと聞かれるが、責任をとるべき人が責任をとるまで、謝罪すべき人が謝罪するまでやり続ける!」と言われました。
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続く発言の中で、たんぽぽ舎の山崎久隆さんは政府・東電がいかにウソをついているかと弾劾しました。「福一の敷地は3.5平方キロメートル。いつも映し出されるタンクや建屋の映像はその半分に過ぎない。その奥の敷地にはさらに放射性廃棄物が山のようにあり、半分は中身がわからない」と。

さらに、乱鬼龍さん(川柳人)をはじめ7~8人から「1分スピーチ」がありました。
その中で、帰還困難区域とされている浪江町津島地区の「ふるさとを返せ」訴訟(2015年9月提訴)を闘っている女性から訴えがあり、7月30日が判決とのことで公正判決を求める署名への協力依頼がありました。

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再開金曜行動第1回目は約450人が参加し大きなスタート集会となりました。次回は7月16日(金)午後6時30分~(毎月・第3金曜日)です。主催は「原発いらない金曜行動」実行委員会で、呼びかけ人・賛同団体大募集中とのことです。

政府は40年を超える美浜原発も再稼働しようとしています。黙っていたらとんでもないことになります。「福島は終わっていない!再稼働をやめろ」の声を挙げ続け、さらに大きな声にしていきましょう。(S)