百万人署名運動ブログより転載

6月6日(日)午後1時から新宿駅東口アルタ前で「改憲とめよう!菅たおそう!」とリレーアピールがありました。改憲・戦争阻止!大行進の主催です。2時からは約300名で都庁に向かって「東京五輪中止!いのちを守れ!」のデモへ。
アルタ前では、小雨がパラつく中でしたが、駆けつけた労働者・学生・市民の訴えに、多くの通行人が耳を傾けていました。
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リレートークからいくつか紹介します。
最初に「大行進」呼びかけ人の高山俊吉弁護士から。
「菅政権は国民の命とか健康は爪の先ほども考えていない。彼らが考えているのは一部の人たちの儲け話だ。そういう政治をやっている。彼らは無為無策ではない。"改憲国民投票法改正"を強行し改憲をしようしている。台湾海峡の戦争を始めようとしている。そこを見抜く力が私たちにはどうしても必要だ。菅自公政権のデタラメさ。野党も"落としどころ"を決めた翼賛政治をやっている。私たちが主人公なのだ。改憲と戦争を許さない私たちは各地で、世界で心を一つにして、一緒に行動しよう。」

続いて入管法改悪反対を闘っている方から。
「1982年の入管法成立以来、悪法はどんどん改悪されてきた。難民認定は昨年1%を越えたがわずかに44人。日本はスリランカ女性のウィシュマさんを殺した。この日本を変えるための行動が求められている。私たちも黙っていては殺される。入管法改悪反対行動に高校生や大学生、女性たちも参加した。ビルマの青年たちは立ち上がっている。社会を変えるために一人一人が主人公になって行動を開始しよう。」

労働組合として「大行進」運動を呼びかけている動労千葉からも発言。
「JR東日本は5月に現業機関における柔軟な働き方なるものを提案してきた。"業務の融合、柔軟な働き方、フレキシブルな職場"なんて言って、鉄道業務の分社化攻撃を強めている。JRは『1日目に駅業務、2日目に企画業務、3日目は乗務業務、4日目は訓練と除草や除雪業務、5日目は駅業務と生活サービス』ということを打ち出している。駅業務だって、運転業務だつて、清掃だって、仕事して奥が深い労働だ。労働者として団結して闘うことだ。」
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さらに医療労働者の女性から。
「オリンピック反対を医療現場から訴える。私の務める病院でもクラスターが発生した。しかしPCR検査はしない。それをやってもっと陽性者が出たら大変と言っている。私は労働組合の委員長として、PCR検査を病院労働者全員にやることを訴えた。オリンピック選手には毎日PCR検査をやるから安心安全の大会になると言っているが医療崩壊は放置だ。医療職場で働く労働者は団結して職場を守ることが必要。オリンピック強行は反対!」と怒りの発言。

教育労働者は、「都教委に対して、オリンピックに子どもたちを観戦動員することは許されないと要請した。観戦で確実にコロナ感染の危険が高まる。真夏の暑いなかで熱中症も起こる。都教委は年間35時間のオリパラ教育をやりその集大成としてオリンピック観戦を教育課程にくみこむことを強制してきた。オリンピックは国威発揚の場だ。都教委は教育を利用している。かつての学徒動員と同じだ。地域からも反対の声を届けてほしい」と。

市民からも。
「暮らしや命がおびやかされいていて腹が立つ。人間としての尊厳、労働者としての誇りが奪われている。政治が腐敗し、悪法が次々と成立していく。労働者の40%が非正規だなんてとんでもないこと。パソナの利益はなんなんだ。憲法27条はどこに行った。社会を変えなければいけない。」

宗教者からも飛び入り発言。
「私の主張はいたって簡単、怒っています!!。なぜか、いのちを粗末にするからです!」
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広島大学の学生から。
「広島では先日若者たちが原爆と戦争と平和について討論会をした。若者たちはふあっとした平和では納得しない。広島では『黒い雨』判決に対してを県と市が控訴した、これのどこが平和なんだ。コロナの中でオリンピックを強行する、これのどこが平和なんだ。コロナで学生も収入が激減して苦しい。このどこが平和なのか。そんな平和はいらない!」

「大行進」呼びかけ人の森川弁護士から。
「5月31日、東京地裁で<全学連大会を暴力で阻止しようと襲撃してきた警視庁公安刑事の行為を違法と認め、損害賠償せよ>という判決をかちとった。報道では"いい裁判官に当たっていい判決が出た"かのように書いてあるがそんなことはない。ああいう判決は私たちが裁判官をして書かせるんだ。裁判所が勝手に書くわけはない。
 裁判所に判決を任せられないように、政府に政治を任せることができない。入管法改悪を阻止したのはみんなの力だ。それなのにデジタル庁とか土地規制法で私たちを監視しようとしている。私たちの未来を彼らに任すわけにはいかない。私たちが政治をやるべきだしやれる!」
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まだまだアピールは続きました……。

すっかり、雨も上がって、いよいよ新宿デモへ出発です。
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区役所通りに出ると、右翼の街宣車が5~6台くらいも道路に滞留していて、大音響でオリンピックをやめろとはなんだとか、わめいていました。

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デモ隊は右翼の大音響に負けじと、オリンピック反対、オリンピック費用を医療にまわせ、都立病院をまもれ。独法化させるなどのシュプレヒコールをあげて、デモをやり抜きました。 
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都庁前では、小池都知事に届けと、ひと際大きく「オリンピックは中止だ、中止!」と。(T)

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