IMG_20190721_155755
福島から立ち上がった医師と合流できました!
7月21日、東京のセシオン杉並で、福島から渡辺瑞也医師を講師に迎え、NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)東京主催による「福島の医師と考える原発と核」と題した講演会を開催しました。参加は100人近くの大盛況でした。

IMG_20190721_160139_1
渡辺氏は南相馬市内の小高赤坂病院で原発事故にあうまでの29年間、診療に励んできた医師です。3・11では104人の患者さんの緊急避難を行い、自身とお連れ合いも共にがんを発症しながら生きてこられました。「思うにこれは放射線由来の健康障害ではないか。病院も廃院となり、私は原発事故被災当事者であり、中立的な立ち位置をとることは不可能」と冒頭に強調されました。

完成版 スライド 福島原発事故被災当事者からの報告_ページ_17

完成版 スライド 福島原発事故被災当事者からの報告_ページ_21

「東電、県、御用学者、国は『チェルノブイリより放出放射線量は少ない』『線量が少ないから健康被害はない』とキャンペーンし、そのためにデータを隠ぺいしたり改ざん、ねつ造している」と弾劾。氏は身近な健康被害について、地道で丹念な調査をされ、その事実をもって反論しています。
完成版 スライド 福島原発事故被災当事者からの報告_ページ_30
全国一の福島県の心筋梗塞死亡例、南相馬市の死亡率の急増、自身の出身大学同窓会員の死者数の上昇、南相馬総合病院外来患者の白血病、甲状腺がん等の数値上昇、関係者―知人の急死など、健康被害の具体的状況が述べられました。  

完成版 スライド 福島原発事故被災当事者からの報告_ページ_82
「真実が隠され政治的に収束がはかられているのが福島原発問題だ」と喝破され、「復興庁の『風評払拭・リスクコミュニケーション強化戦略』は、放射能安全神話であり、全省庁あげてのキャンペーンは再稼働に進む現政権の策謀であり、原発版大本営発表だ」と弾劾されました。
「ウソはいつか明らかになる。世界の良心と手を携え、人間は真実を語ると信じて前に進みましょう」と結ばれました。
物静かな語り口調の中に、余りにも無責任な東電や国に対する激しい怒りと鋭い批判、そして人間的良心をにじませる講演でした。

IMG_20190721_154357
女性労働者が保養カンパを訴え、元双葉町長の井戸川克隆さんが参加されていて、発言されました。

完成版 スライド 福島原発事故被災当事者からの報告_ページ_08
質疑応答の後、NAZEN事務局長の織田陽介さんが行動方針を提起しました。
「財界と政府は原発・核政策の死活をかけて再稼働と新規建設に舵をきっており、闘いは正念場に入った。改憲阻止と一体のものとして反原発闘争を闘おう。最大の焦点は福島の健康被害と被曝問題だ。フクシマを繰り返すな、東海第二原発再稼働阻止、常磐線全線開通反対の闘いをもっと押し上げよう」と訴えました。
8・6広島―8・9長崎に決起しましょう。
(NAZENいけぶくろ・櫛渕秀人)